2024.07.02
人が1000人集まれば、1000人分の個性が集まることになります。
個別指導塾である城南コベッツ東船橋教室は、『個別最適化』を徹底しています。
それはよく、
生徒さんの学力に応じて・・・うんぬん が言われますが、
私たちはそれだけではありません。
学力に応じて、進捗に応じて計画を微調整したりするのは当然です。そこに大きな照準をあてて、ウチはすごいよ!とは言えないですし、たったそれだけならどこの塾でも普通にやりますよね。
私たちはお子さんの個性を大切にしているのです。
「個性を大切にしている」
具体的にどういうことかを例を挙げつつ説明致します。
百人百様の性格のお子さんたちが集まってくるのですから、それぞれ皆、個性を持っています。
私はこの個性を大事にしたいのです。
この考えに至ったのは何も昨日今日ではありません。かつて私はまったくの異業種で勤務しておりました。たくさんの部下がいて、みんな個性があったのです。
仮称Y君は、顔はにこやかですが、やることなすこと、なんだかドジで、動作も遅く、失敗が多い新卒でした。
同期はそれなりにたくさん人数が居て、彼らをチーム分けする段になった際もリーダーたちは、Y君を引き取ることに積極的ではなかったです。
そのため、私は少し厳しめだけれど、親分肌のあるチームリーダーのもとに、Y君の配属を決めました。
以降は、色々すったもんだがありましたね・・・。
仲間内では、Y君はけっこうな人気モノでしたがそれは、「いじられキャラ」としての人気だったのです。
仕事面で何かすごいことをやったとか、人望があるとか、そういうカッコいい部分ではなくて、完全なるいじられキャラです。
芸人さんでたまにそういう人いますよね。まさにそんな感じです。
だんだんとY君、気持ち面で辛くなってきたのだと思います。
普段ひょうきんだった彼も いよいよもって、同期の昇進もあって、ひょきんさんも明るさも失われてしまったのです。
多分、いつも周りからは面白い人だと言われていても内心はかなり悶々としたものがあったのでしょうね。
私はリーダーに伝えて個人面談をしました。
Y君は泣きました。辛かったみたいですね・・・・。
で、私はこう言いました。
「おい、Y君、君の良さを出せばいいんだよ。君を気に入ってくれる人が必ず出てくるから大丈夫だよ。そんなしょんぼりしてたら、君らしくないぞ。
Y君自身が、これならだれにも負けないって思ってることはあるのか?人はね、どんな人でも これならだれにも負けないっていう部分が一つでもあれば勝てるんだよ、なんでもいいから言ってごらん?」
Y君は少し顔を斜め上に向けて考えています。
「ぼくは、この笑顔ですかね」
その後、彼は自分の両方の手の人差し指を 自分のほっぺにあてて、
首をほんの少し傾けて、私に向かって、すっごい笑顔を見せました。
(正直私はそのときの残像が今でも残ってます。大の男がまさか、ほっぺに両方の指をあてて、あの笑顔、、、ちょっとアレでした)
私は一瞬、絶句したのですが、
「おおお、そうか!いい笑顔じゃないか!(いつまでそれやってる?)」とほめちぎりました。
そこから少しずつですが、元気を取り戻したY君は、きちんと仕事も明るくできるようになり、しっかりとした資料も用意できるようになり、ちゃんと育っていったのです。
個性を大事にする教室
城南コベッツ東船橋教室です。