東船橋教室のメッセージ
平均点が高いテスト、平均点が低いテスト 皆さんはどちらがいいですか?
2024.04.26
今朝のニュースでは、今日は夏日!と言われていたのですが、今気温は18度、そうでもないですね。ちょうどいいぐらいです。
あのニュースは今日のことだったのかな?それとも明日?
まぁ、いいです。
本日もよろしくお願い致します。
今日のテーマは「平均点」についてです。
受験生にとっては、どんな問題が出るのか、どのぐらいの難易度なのか、平均点はどの程度なのか、本当に気にますよね。
私はよく受験生に
「平均点が高いテストと 低いテスト どっちがいい?」と聞いたりします。
答えにくい質問でしょう。
受験生は、1つでも多くの正答を得たい気持ちで問題に取り組んでいきます。時間がなくなろうと、適当な回答をギリギリで書こうと、それは点数を1点でも多く取りたいからです。
それは古今東西、同じです。
冷静に考えていきましょう。
平均点が高いテストというのは、自分以外、他の人たちも問題に対しての「出来た感」が同様にあるはずです。
実際、中学のテストで、たまに平均点が70点前後の定期テストがあったりします。
そうすると、私たちがテスト結果を聞くその段階で、
「75点!! おお~ けっこう頑張ったじゃないか」と言ったりするのですが、
後から平均点がわかり、平均75点・・だとすると、う・・・・っとなる場面があります。
だから、必ず生徒さんには、「平均点は?」ということもセットで聞きます。
そう、平均点が結構高いテストというのは、自分の席の前後左右の生徒さんが、だいたいみんないい具合に出来てるね、っていうことが多いということです。
偏差値の差が出にくいのと、平均が高いのですから、皆が得点出来る問題でのミスが痛く響くのです。
対して、平均点が低いテストは、一見して「問題が難しそう」なわけですが、受験とかで、究極の学習を積んできた受験生が向かって、難しい!と感じるのであれば、皆が同様に難しさを感じていることが多いです。
こういうテストだと平均点が下がるのですが、
終わった後の感想を聞けば
「やべぇ、テスト終わった」
「激むず でしたよ、なんすかアレ」
みたいな反応になります。
さてさて、実際に同様の試験問題で、多くの生徒さんが参加する公立高校受験とか、共通テストとかを考えた場合、
私は、
問題難易度が高めで、平均点が低いほうが合格可能性がアップすると考えます。
問題難易度が低くて、平均点が高いテストだと、上述のとおり、
俺も、私も 彼も彼女も・・・え? みんな出来てるじゃんということになりがちだからです。
なので、今回 令和6年で実施された千葉県公立高校入試は、令和5年に実施された入試問題よりも 易化していますので、平均高めのテストになっただろうというのは容易に想像つきます。
その結果、
「うそだろ」という結果になってしまった生徒さんもいるはずです。
自分が取れている点数=自己採点は、過去受けてきた会場模試よりも高いぞ、これはいけるのでは!? という思いがあるからです。
だから、「うそだろ」となってしまうのです。
受験、入試には、魔モノが潜んでいます。
その試験は受けてみないとわかりません。そんな未知の世界だからこそ、
受験生は適当な一年を過ごしてはいけないのです。