東船橋教室のメッセージ
【受験生必見】千葉県公立高校受験 2025年2月入試までに ここを意識して押さえる!【数学編】
2024.10.18
千葉県公立高校受験
2025年2月までに ここを意識して押さえる!
【数学編】
◆大問は4つ構成で、大問1で小問15題出題で配点51点分!!
大問 | 内容 | 配点 |
1 | 計算と独立小問題 | 51点 |
2 | 関数 | 15点 |
3 | 図形 | 16点 |
4 | 総合問題 | 18点 |
大問1には計算問題と独立した小問が全部で15問出題されます。以前は、計算と小問集合は別の大問でしたが、今はまとめられて出題されていて、大問1で過半数の配点を占める状態になっております。
ここでは、数と式や、図形、作図、関数、データ活用などからランダムに出題されることになるでしょう。
計算問題は、さほど複雑なものは出ません。
ここは正答率も高いところですので、ケアレスがないようしっかりと得点化していきましょう。
図形の作図は、千葉県では過去、鬼のように難しい問題が出題されていました。
例えば 下記のような問題です。
昨今は、ここまで難易度高いのはあまり見かけませんが、骨っぽい作図が出る場合もありますので要注意です。
中学生の作図というと、パッと浮かぶのが、角の二等分線とか、垂直二等分線ですが、これら基本作図であるとか、円の性質などはしっかりと押さえておきましょう。
大問2では「関数」が出る可能性がひときわ高いです。
去年は一次関数と二次関数両方が出ましたが、トータルの正答率は28.1%でした。
関数!というと、初めからあきらめてしまう生徒さんもいるのですが、実際の正答率からすると、
苦手なら苦手なりの戦略として、大問のはじめの(1)とか(2)は比較的解きやすいので、向き合ってみてください。
例えば去年ですと、
(1)の①は、正答率は80%です!
(1)の②は44.6%ですから半数が取れているのですよね。
イメージ先行で、関数は難しい、解けないと思い込むことがないよう、基礎問題は必ず解けるのだ!という気構えで普段の学習の練習項目に入れておくといいです。
また、塾の先生や教室長などとも相談して、関数の基礎を練習したい!という申し出をするのもアリですね。
大問3は、たいてい「証明」がらみの図形問題です。
証明は、中学2年で習った「合同証明」、または中学3年でこれから習う「相似証明」このいずれかが、または両方が必ず出題されると言っていいでしょう。
去年の図形領域では、
平面図形、空間図形、図形の合同、図形の相似が出ました。
この中で、もっとも正答率が低かったのは、「図形の合同」です。証明問題で、合同と相似の可能性は?と聞かれたら、若干合同図形証明のほうが多く出る傾向だと答えます。
中学2年生のときの合同証明は、復習分野になりますが、相似証明を習う段になったら、意識して合同証明の復習も行うようにしてみましょう。
さて、
ここ最近の大御所は大問4です。
ちなみに去年は、
「スクリーンに投影される影について」で、会話文形式の中で問われる形式で、平面図形と関数の融合問題でした。
一見すると「まるで理科の問題?」と見まがうような形式です。
ここは、最初にとらえ方を失敗すると、その後全部に影響が出ますので、難易度は高いです。
(2)以降の正答率はで5%以下が3問ありました・・・。
なかなか厳しい出題ですが、上位の学校を狙う場合はこのあたりを点数化できてくると有利性が増すと思います。
【ズバリ!千葉県数学の攻略法は】
去年の平均点が、51.9点。おととしが、47.6点。
その前のR4年度が、51.5点でした。
この3年間で見ると、国語についで数学の平均は低めです。(実は国語が一番低い!)
平均点が低いテストは、全体的に点が取れていない生徒さんが多いということですから、チャンスととらえてください。
とは言え数学が苦手なお子さんにとっては、点数化するのが大変!と思いますよね。
いえ、そんなことはありません。
数学が苦手でしたら、大問1の対策と、関数と図形証明の基礎、およびデータ分析を何度も練習していくといいです。
平均が50点ぐらいのテストで、自分の点数が50点達成すれば、偏差値は50ですからね。
数学が得意な生徒さん、上位を狙う生徒さんは、やはり関数と図形の証明をいかに点数化できるかがポイントです。
それと、最後の総合問題の会話文形式は、慣れが必要です。
文章に
惑わされずに冷静に問題を紐解いていけるように、練習していくことが肝要です。
千葉県の数学の問題は、基礎問題と応用問題の難易度差がとても大きいです。
数学が苦手な生徒さんも得意な生徒さんも
まずは基本的問題でケアレスなく正答できるようにしていきましょう。
大問1の小問集合で、51%あるのです。
ここの点数が取れるような基礎問題の演習、標準的問題の演習を徹底してやってみてください。
基礎は有限!
応用は無限です!
無限の応用にとことん時間を使うというのは、無限に時間がかかることを意味します。
限られた受験戦線の中で、数学は5教科ある中の一つです。
学習時間の配分にも十分気を配ってください。
まずは基礎です。
来年受験を迎える 中学2年生諸君!!数学の攻略は君たちにとって必ず優位性保持に繋がります!!