馬込沢駅前教室のメッセージ
経済とか経営を学ぶ場をもっと多くしていけたらいいのにと常々思う。しかし選ぶのは慎重に、よく考えて。
2023.11.15
インフレターゲットで物価上昇を年2%にすると、人々の心境としては、言葉は悪いですが「茹でガエル」で、その痛みをあまり感じないまま受け入れるらしいです。
年2%の物価上昇は、30年で物価が倍となり、裏を返せば30年でお金の価値が半分に目減りするということです。
物価上昇を毎日感じるのは、スーパーで買い物をする親御さんたちです。
「あれ~?この間まで170円ぐらいだったのに、今は210円かぁ・・・」
「少し前なら牛丼も300円未満だったのに、今は朝定食で牛丼じゃなくても460円かぁ・・」
とか、生活をしていくために必要な食費が確実に値上がりしているのですね、しかも急ピッチで。これって緩やかな上昇とはとても言えないぐらい急だと思います。
でもなぁ・・・よくよく考えたら、物価はずっと上がり続けるはずなのです。一時的に何かの恩恵(例えばドル円相場の円高の長期化局面とか)があれば別ですが、基本は物価は上がっていくものです。
物価の上昇があれば、サービス費用の上昇も免れず、ああ、なんと世知辛いことか・・・
なんだかんだと、全部値上がりしてしまうのです。
私、思うに 大学の学部ではもっと「経済学部、経営学部」が注目を集めてもいいのでは?と常々考えます。。
人々を襲った2020年の新型コロナ・・・。
このときに「人の命」と「経済」という2つの局面が取りざたされました。
「人の命は地球より重い」この言葉は、1977年の日航機ハイジャック事件の渦中、当時の福田総理大臣が言った言葉です。
「人の命」を比較できるものなんて、この世にないと思っていたのですが、この2020年当初から、「経済はどうするんだ!」ということで、人の命と経済はまるでシーソーに乗り、ギッコンバッタンとやっているが如く、毎日のニュースで賛否が問われて参りました。
日本人は外国語学習にも疎く、経済にも疎い、経営にも疎いと言われ、気づけば世界の上位30社、50社の蚊帳の外に押しやられてしまっている現状から、
今は・・・日々見るニュースが
何とも気色ばんでいて、閉塞感がスゴイです。
何か調べものをするときにはgoogleの検索窓にそのまま直で入れるのですが、自分の検索志向からか、yahooを開くと、何となく私が検索してきた何かにまつわるものがズラリと下に連なります。
誰かが監視してるかのようなおぞましさを感じると同時に、
(ああ、これが経済の仕掛けなのだろうなぁ)と妙に感心したりします。
あの、コロナのすっごい大事件、大混乱、未曾有の事態と常に比肩してきたのは、間違いなく「経済」です。
もっと経済とか経営に直接、繋がるような教育を小学生ぐらいから受けていたら、日本からもは、もっともっとすごい起業家がでて、世界を席巻する、すごい人たちが出てくるように思います。
もう一度、人生をやり直すことが出来るならば、なんてことを考えたことがある人、多くいることでしょう。
私も何度か考えたことがありますよ。中学ぐらいで会社起こしたいって思います。
若さはそれだけでも武器になるのです。
スポーツの世界でも
勉強でも
小さいうちから何かしらの英才を受けてきた子たちは、なんだかんだ強くないですか。
途中であきらめずにずっと続けていると、やっぱり頭何個も抜けた存在になります。途中でやめてしまったら、ただの習い事で終わってしまうかもしれませんが、ずっと継続していると、それは強さになるんですよね。
世の中で、この人たちスゴイ!って思える人の経歴とか見ると、小さい頃から何か習っていることが多いです。
これの・・・経済、経営版ですよ。
アメリカや中国では若者の「起業意欲」が半端じゃなく強いようです。
中国なんかは、どこかに努めるのは、自分の起業スキルを高めるためという感覚です。
生きていく強さは、身体的な強靭さとか、ずば抜けた勉強面での明晰さとか、これも確かに光る存在になるのは間違いないですが、
商魂、商才が磨かれれば、生きていく強さは必然磨かれるように思うのです。
経済学とか経営学というと、完全に大学領域で学問チックになりますが、もっと手軽なところから経済とか経営について親しむことが出来れば、
子どもたちは子供のうちから、そういうスキルを自然と身に着けるようになります。
これ、強いと思うんですよね。
『経済がしっかりと回っていないと、国は悲鳴をあげるからねぇ。たしかに経済とか経営って、こんな時代だから、自己防衛のためにもなるし生涯役立つよね』
まぁ、でも学問って本当に自分が興味を持てないと、つまらないものになってしまうから、自分に向いているかどうかをよく考えなくちゃいけないですよね。
特に今の高校1年生、2年生はそろそろ新学年になってからのことを考えるべき時期です。
自分が将来「理系に進むのか」「文系に進むのか」という重大な決心をするのですから、色々な角度からものごとをみて、決定したほうがいいです。
興味がもてない学問、苦手なのに選んでしまう学問は、長続きしない可能性がありますので、より慎重に選択していきましょう。
何かを立てれば、何かが立たず、これはこういう選択でもよくあります。
そのときは、先輩とか親御さん、学校の先生、塾の先生などなど、色々な人たちの意見を参考にするのもいいかもしれません。