馬込沢駅前教室のメッセージ
なぜ?学校に行けなくなってしまったの?と聞いても心の奥は見えない
2023.12.18
今日はひと際真面目な話題です。
全国の中学生の42万人弱が現在不登校または、その傾向に近いものがあるそうです。
この数字に小学生や 高校生の実態数を入れるとどうなるのでしょうか。
また、大学へ進学して、就職をして、家から出ることが難しくなってしまった人たちも多くいます。
やはり心がつらい・・・そんな風になってしまったからなのかなと思います。
「なぜ 学校に行けなくなってしまったの?」とか
私たちが聞いても お子さんたちが明確な 完全なる理由を答えられるはずがないですよね。またその部分に執拗に執着することは、かえって気持ちを重くしてしまう・・・
だから、お話を伺うのは、ほとんどすべて「保護者様から」ということになります。
その後、お子さんと接していくと、「あれ、別に普通だなぁ」と思えることも多かったりするのですが、「あ、もしかしたらこの現象だろうか」と、状況に気づかされることも沢山あります。
ですから、保護者様のお伝え頂くことはたいてい正しくて、私たちとしても最初の打合せの段階で、お子さんのことを細かに伺うことで、特性が見えてきますからかえって助かります。
正直なところ、
最近は、学校に行けなくなってしまった生徒さんが少し多くなったきたように思っていた最中、ネットの記事でもよく見るようになり、これが全国的な傾向なのだということを知りました。
私は、もしかしたら性格なのかもしれませんが、
元気で活発でよくしゃべるお子さんよりも、あまり会話が出来ず、目も合わせられない感じのお子さんのほうに 気持ちを持っていかれます。
放っておいてはいけないと頭の中でアラートが鳴るんですね。自然に・・。
だから、大人しい子ほど 声かけます。
だんだんと胸襟開いてくれるようになったときに、ふとしたきっかけで、笑顔が見られるようになったとき、
それ、自分にとってはすごく嬉しくて、
「この子の笑顔を絶やさないようにしたい」と本気で思うようになります。
活発なお子さんの場合は、たいてい人見知りしませんので、教室内のスタッフ、講師ともすぐに慣れて会話できるようになります。
しかし、大人しくて、あまり自分を出すことが出来ないお子さん、学校に行けてないお子さん、普段からあまり人と接するのが苦手なお子さんの場合は、
やはり放置はダメだと思うのです。
挨拶をして、ちょっとずつ声をかけ、距離感を近すぎず遠からずの状態にもっていき、自然な会話が出来るようにしていく、これも何だか私の使命のような気がしてですね。
この感覚なのですが、実は 昨日、今日芽生えたものじゃないです。
2011年2月に業務を開始して以降、ずっとですね。
そういう子たちが安心できる場にできたらと常々思います。