城南コベッツ馬込沢駅前教室

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馬込沢駅前教室のお知らせ

【速報】2023年千葉県公立高校入試平均点予想(数学)

2023.02.21

城南コベッツ馬込沢駅前教室です。

とうとう今日公立高校入試本番1日目が終わりました。

皆さんこれまでになく緊張したかと思いますが、試験は順調に解けたでしょうか。

昨年度から大きく問題構成の変化はなかったので、問題用紙を開いて驚くこともなく落ち着いて解くことができた受験生も多かったかと思います。

ここでは解答よりも解き方が気になる数学について考えてみようと思います。

まず大問1

昨年度同様に以前の大問1と大問2が一緒になった作りでしたね。

はじめの計算3問は特に難しくもなく、基礎の計算でミスをしなければ正解できたかと思います。

③は方程式ではないので式を展開し同類項をまとめるというところまでにしなければならないですね。
2次方程式と勘違いしないように注意が必要です。

(2)も因数分解なので、5で割らずに5でくくるというところが大事ですね。

(3)は昨年度から中学単元に追加された箱ひげ図が表記はされていましたが、
①、②のどちらも箱ひげ図の必要性は全くありませんでしたね。度数分布表だけが必要な問題でした。
①は度数÷合計、②は110~130の階級値を120だと読み取れれば問題なく解けたと思います。

(4)、例年このへんの立体図形が以外に難しかったりしますが、難易度はかなり低めです。
線分BDは直角二等辺三角形の辺の比1:1:√2から求めるだけでした。
②の体積も上下に分けた立体の高さが√2/2だとわかれば底面積1×高さ√2/2×1/3さらに上下に2つあるので2倍しておしまいですね。

(5)も樹形図さえ書けてしまえばあとは数えるだけ。複雑な条件もなく優しい問題でした。

(6)のちょっとした二次関数問題は①はただx座標-3を式に代入するだけ、②はyの変域から最大値が3となっているところからyが3を越えてしまわないxの値として0、1、2、3と書けばOKですね。

(7)作図は円の接線と中心を結ぶ線が垂直に交わるというところをおさえておけば書ける基礎的な作図問題でした。

次は受験といえばの大問2関数ですね。

(1)の①y=4xに指定されたy座標8を入れればOK
②はABCDが正方形ということから、ACの傾きは-1ということにすぐ気付けたでしょうか。
そこにA(2,8)を代入するだけでy=-x+10と導けますね。

(2)はAを(p、4P)とおきます。
また、Eのx座標が13となっているところから、正方形の1辺の長さは13-pを2倍した26-2pと表します。
次にB座標、x座標はAと同じp、y座標はAから26-2p引いた値、4p-(26-2p)=6p-26、
よってB(p,6p-26)となります。

次はC座標、x座標はBから26-2p移動した値なので、p+26-2p=-p+26、y座標はBと同じ。
よってC(-p+26,6p-26)となります。
このC座標を直線y=1/2xに代入すると、p=6とでます。
求めたいD座標は(-p+26,4p)と表せるので、ここにp=6を代入すると、
D=(20,24)となりました。

受験生はどこを志望校としていてもここまでの大問1、2でいかに得点できるかが重要となります。
今年の問題、関数の最後の小問だけは難しかったですが、それ以外は全体的に基本的な問題が多くありました。
計算ミスさえしなければ全て正解したいところです。

難しかった関数の(2)以外は得点できたとしたらここまでですでに61点。
以降証明の記号問題と大問4の各2点問題は時間をかけても取りたいところ。
とるべき問題をしっかり正解すれば72点になってしまう問題構成でした。

平均点はおそらく60点にとどかないくらいでしょうか。