馬込沢駅前教室のお知らせ
【2022年千葉県公立高校入試1日目】数学は大幅に形式変更 それでも平均点は60近い? 英語は文章量増で読解スピードが問われる
2022.02.24
2022年2月24日
千葉県公立高校入学者選抜の1日目が終わりました。
どのような問題がでたか、難しくなったのか、いろいろ心配ではありましたが、
問題を見て何よりも驚いたのは数学の問題構成がこれまでと変わってしまっているところでした。
受験生の皆さんも、いざ問題用紙を開いたときに
これまで練習してきた形式と違うことに戸惑った方も多かったことと思います。
これまで散々、大問1の計算問題6問は取りこぼしのないように!といい続けてきたのに、
なんと基本の計算問題はたったの3問・・・
その代わり今まで大問2で出題されていたような、文字式、代表値、確率、代入といった問題が多くなった印象です。
さっそく教室に帰ってきた受験生達の言葉も、一様に数学が今までと違ったとのことでしたが、
いざ解いてみると案外取りやすい問題が多くありました。
作図も例年に比べて難しいものではなかったので正解できた受験生も多いのではないのでしょうか。
今回、大問1として出題された中には、
指導要領が変わり新しく追加された箱ひげ図が早速出題されましたが、
ここを取りこぼしたとしても大問1だけで48点
大問2は今回から関数の問題となりましたが、(1)と(2)は易しい問題だったのでここで10点
大問3の証明は(1)の記号問題でいつも通り得点してほしいところ。ここで5点
ここまでだけでも63点です。
形式が大きく変わったものの、
とるべきものをしっかりと得点できればかなりの高得点をとれた受験生もいるのかなという印象を受けました。
その代わり関数の(3)は難しかったですね。
僕は点Fの座標を出すために文字を2つ用いて三平方、三平方、代入、代入と
解答にはたどりつきましたが、すごく遠回りをしてしまっているのか、もっと良い解法が知りたいところです。
あとは最後の大問4ですね。
これは問題条件を把握することに苦戦した受験生も多かったのではないでしょうか。
限られた試験時間の中、緊張もしている状態でじっくり解くことは大変だったと思います。
それでも(1)は道のり÷速さをするだけだったので得点したいところですね。
(2)は問題条件をよく読み込む余裕があればとれたかなというグラフ問題
(3)以降は解くことにかなり苦戦した受験生は多いのではないでしょうか
(3)はDQの道のり9x、CQの道のり6xと置き、6x+9x=90という方程式を立てれば解けます
(4)は(2)のグラフに会話文中にある弧APのグラフを組み込めばOK
(5)は144秒にP、Qそれぞれがどの位置にいるのかを調べるために
144÷15=9と3/5、144÷10=14と2/5
∠BOP=180×3/5=108°
∠BOQ=180×2/5=72°
∠POQ=108-72=36°となりました。
試験時間に余裕があれば得点できる問題もさらに多くなったかとは思いますが、
それでも60点以上は得点してほしい問題となりました。