塚田駅前教室のメッセージ
国語を得意にしていくために、着目すべきこと
2022.07.21
数学・理科が得意な子は、英語・国語が苦手というパターンは比較的王道なイメージがあります。
漢字の読み書きの練習は、英単語のように繰り返してやっていくことができますが、
文章の読解問題を解いて丸つけをした後、そのままにしていませんか?
そして、「国語が得意=普段から文章を読む(小説など)習慣があるから」というイメージもお持ちではないでしょうか。
国語が苦手な子が陥りやすいパターンがあります。
「とにかく文章を読んで問題を解けばできるようになってくる」
これだけではダメなのです。
単に文章を読む量が多ければできるようになるというわけではなく、文章全体の構成や、文中に出てくる接続詞に着目していく必要があります。
文章を読むテクニックを身に着けていないまま単にたくさん文章を読んでも、正しく読み取ることになかなかスムーズにはつながりません。
また、解いて丸つけをした後、これはどの教科にもあてはまることなのですが、
「なぜ間違えたのか」
「正解となる答えは、なぜこれで正しいのか」
問題の分析をしていくことも非常に大事です。自分なりの納得をつけていきましょう。
これをせずに解いて丸つけ、これは合っていた、これは間違っていたで終わらせてしまうと次に問題を解いた際に似たような間違いをしてしまう可能性も大いにあります。
必ず、問題と答えの分析をしていきましょう。
◇苦手⇒得意へ変えていくには◇
ポイント
文章全体の起承転結
前の文と後の文との関係性を読み解く
文章全体の起承転結については、
物語文であれば「この一文が主人公の心境の変化」
説明文であれば「この段落が筆者の意見」というように読み進めていくことで、問題で問われたときに戻ってくる場所としての検討をつけておくことにもつながります。
文章の関係性については、たとえば
①「しかし、しかしながら、でも、逆に」などがあれば
前の文に対して後の文が否定的な内容が続く
②「なぜなら、理由は」があれば
後に続く文が「根拠」や「理由」を説明していく内容に続く
接続詞を見ることで話の流れをつかんでいくことができます。
国語は、語彙力が必要なのはもちろんですが、こういった文法の知識も使って文章の構成を考えていくことで、内容全体を俯瞰していくことができるようになっていきます。
しかし、長い文章を読むのは苦手......ということも当然あると思います。
まずは教科書の文など、短いところから進めていきましょう。
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