塚田駅前教室のメッセージ
これからも増えていくICT教育
2022.08.05
おはようございます、塚田駅前教室です。
ICT教育推進と言われてからだいぶ年月が経っていますが、世の中がコロナ禍で混沌とした状態になってから、一斉休校によってオンライン授業が可能なICTの活用がさらに注目されるようになりました。
そして、ロボット開発やテクノロジーの開発、AIの技術の発展。
今の子どもたちが大人になったとき、今の時代よりさらに情報を活用する世代になります。
情報活用能力、言語能力や数学的思考力といった力をつけていくことが求められるようになります。
これらの力を身につけていくために、ICTを活用していくことが不可欠になっていきます。
そもそもICT教育とはなんでしょう。
ICT=Information and Communication Technology(情報通信技術)の意味を持っています。
つまり、パソコンやタブレットなどの情報通信機器を利用した教育です。
教育のデジタル化とも言います。
教科書の代わりにタブレット端末を使ったり、黒板の代わりにプロジェクターを使ったりしていくことですね。
◇ICT教育の目的
先ほど述べました「情報活用能力」の育成です。
そして、情報通信技術を活かし
この「情報活用能力」を育成をしていくにあたりICTを利用した教科指導の環境を整えていくこと。
それに加えて教員側の校務の業務の効率化などを目的としています。
これらの実現をさせていくために、教育現場には「なくてはならないもの」として文房具や教材と同じ位置づけで考えていくようになってきています。
実際、授業でタブレットを使用している学校も徐々に増えてきています。プリントを配布する代わりにデータを送れば、生徒がダウンロードすれば良いという点で教員の校務の手間が減ります。
黒板の代わりにプロジェクターを使用するのがその最たるものではないでしょうか。
これがICT環境です。
紙媒体の教科書からタブレットの教科書「デジタル教科書」になることで、授業の中で写真だけでなく動画で資料を見せることも可能になり、より子どもたちの学習の理解度を上げていくことに繋がります。
言葉、文字だけの説明だけでなく視覚的な情報が入ることで、より記憶に残りやすくなることを活かし、子どもたちに関心を持ってもらいやすくしていくこと=知識の定着を図っていくこと繋げていきます。
◇情報活用能力
「情報活用能力」は、学習の基盤となる能力のひとつです。
基盤となる能力はほかに「言語能力」「問題発見・解決能力」があります。
学習の基盤はこの3つでできているため、どれも欠かすこととなくバランスをとっていきたいところです。
情報活用能力が必要な理由。
これは、今の日常生活でインターネットやSNSなどでニュースを見ることも増えてきており、インターネットショッピングや動画共有サイトなどが、非常に身近な存在で当たり前のものとなっていますね。
今の子どもたちは生まれたときから情報に溢れている社会の中を生きています。
そしてこれから先も、より情報は増えていき、中には偽りの情報も混ざっていたりするので、
膨大な量の情報の中から、必要なこと、正しいことを読み取っていき、使いこなしていかなくてはなりません。
しかし、パソコンやスマートフォンを使って情報を得ることだけが情報活用能力とは言いません。
「身近にある課題を見つけ、それを解決するために必要なことは何かを探ること」
この「解決」には様々な知識や技術・能力がともなっていきます。
情報の収集、共有、伝達・発信、整理・比較......etc.
その中のひとつが、コンピューターの基本操作のスキル(表計算、文書作成、プレゼンテーションソフトetc.)などです。
これらのスキルを身に着けていくことで、自分自身の考えを形成、他者に伝える能力を養うことに繋がっていきます。
◇プログラミングの需要
今は小学生の授業でプログラミングがすでに導入され、小学生向けのプログラミング教室もその需要に合わせて増えてきています。
城南コベッツにおいても、「QUREO(キュレオ)」というプログラミングのコースが今年から増えました。
サイバーエージェントグループによって開発されたプログラミング教室です。
QUREOは、2025年からの新大学入試を見据えた小学生向けプログラミング教室となります。
学習指導要領の変更で、2020年より小学校でプログラミング教育の必修化となりました。
2021年には中学校における教科書改訂により、技術・家庭の内容にプログラミングに関するものが増えました。
そして今年2022年、高校における教科書改訂によって、「情報Ⅰ」の必修科目化です。
2025年の新大学入試では大学入試共通テストにおいて「情報」が追加になります。
国立大学の受験には原則必須となる教科になります。
このプログラミング教育に関わる「プログラミング的思考」「情報セキュリティ」「情報モラル」なども情報活用能力です。
この先の情報社会を生きていくための力を、学校の学びの中で早々に習得していきましょうということですね。
小学校学習指導要領では、数量や図形への感覚、表やグラフを用いて表現する力を高めていくため、プログラミング教育によって論理的思考力を養う意図があるようです。
(小学校プログラミング教育に関する概要資料- 文部科学省)
◇未来のIT人材の不足
以前の記事もご参照ください↓
今までの教育改革とこれからの教育改革
少子高齢化から労働力の減少へと繋がることが今、問題視されています。
人口減少そのものもですが、この先の日本の経済・国際競争力へ影響が出るためです。
上でも述べましたが、これから先の未来、ロボット開発やAIなど技術は不可欠な存在になります。すでにそうなっていますね。
これらを駆使する人材も不足していってしまうと、世界で戦うことができなくなってしまう。これを避けるためにも、プログラミング技術や論理的思考などの力を持ってもらうことが課題となるのです。
ICT教育は、その環境を整えていくのにすべての学校がまだ対応できていないのが現状です。
生徒人数分のタブレットを用意したり、すべての学校が環境を整えていくには時間がかかることでしょう。
ですが、それでも着実にICT教育への移行はされていっています。
城南コベッツでも、先ほどの「QUREO」のほか、「atama+(アタマプラス)」での授業も実施しています。
子どもたちはスマートフォンのほか、タブレットは身近なものなので扱いの習得も早いですね。
学習の効率化は学校だけでなく塾業界でも起きています。
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