城南コベッツ塚田駅前教室

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塚田駅前教室のメッセージ

【小学生】中学受験の受験率⇒上昇傾向

2022.11.14



近年、「第3次受験ブーム」と言われるように、中学受験の受験率は上昇傾向にあります。

直近である2022年度の首都圏の中学受験者数は、51,100名でした。

首都圏の場合、人口の集中も相まって受験率の上昇になっています。

過去30年を振り返ったとき、中学受験の受験者数は
1991年のときに51,000名
2007年のときに50,500名

2022年はこの2回のピークを上回りました。


1991年のときはバブル景気のピーク、2007年の翌年にはリーマンショックがあったため、ピーク後は減少傾向にありました。
しかし2015年からは8年連続で上昇し続けていきました。


Q.中学受験の受験率が上昇傾向にある理由とはなんでしょう。


このきっかけとなったのは2016年度から始まった私立大学入学定員厳格化」です。

これは「入学定員を超過した私立大学に対して、経常費補助金の配分基準を厳しくする」という政策です。

定員よりも多く入学させると補助金は渡しません、というものです。
補助金を出さない理由は、入学者が多ければ入学金、授業料の収入も増えるため補助金は必要ないだろうという考えです。

当時の私立大学は、入学定員よりも上回る合格者を出していたところが多かったです。
ここの理由としては、国立大学を受験する生徒は、私立大学を滑り止め受験に利用するケースが多々あります。

入学辞退を想定した合格者数とも言えます。

文部科学省はこの現状を問題視し、「私立大学入学定員厳格化」を始めました。

また、この厳格化によってさらに影響が出たのは「私立入試の難化」でした。
入学定員を超えないよう、入試問題を難しくし、合格者数を絞る必要が出てきたわけです。

これによって、A判定でも不合格になってしまうパターンも出てくるようになります。


さらに、2020年度には「大学入試改革」
大学入試の改革は30年ぶりでした。

センター試験に代わる「大学入学共通テスト」

従来のマークシート方式に加え、国語総合(古文・漢文を除く)と数学Ⅰは記述式問題が導入予定でした。
しかし、採点者の確保や公平性の問題などから2024年度までの実施延期とされています。
英語の民間試験の導入も見送りになっています。


このように、中学、高校、さらにその先の大学入試が今後どうなっていくか先が読めない状況に加えて、現在はコロナ禍によって教育に不安を感じるご家庭も増えました。

コロナ禍によってオンライン授業など、ICT教育(情報通信技術)の需要も高まったことで、公立と私立での環境の格差も出てきました。


そういった経緯から、中高一貫、大学まで内部進学できる学校への受験がさらに高まっていったわけですね。

この流れは一過性のものではなく、直近の2023年度の中学受験含めてこの先も続くと思われます。