塚田駅前教室のメッセージ
国語の勉強方法【小学生・中学生・高校生】
2022.11.18
おはようございます、塚田駅前教室です。
国語の勉強方法、と考えたとき、皆さんはどんなことを思い浮かべますか?
①とにかく文章を読む
②漢字の読み書きを練習する
などがひとまずパッと思いつくものだと思います。
数学なら、計算問題や文章問題を解いて、解き方・問題のパターンを身につけていくことで、段々とできるようになっていくイメージがしやすいですよね。
5教科のうち、国語は特にどう勉強したらいいのか、思い浮かびにくいのではないでしょうか。
国語は、そのほかの教科にも影響を与える力です。
数学であっても、英語であっても、または理科、社会であっても問題文は日本語(英語の場合は英文もありますが)で構成された文章です。
新学習指導要領によって、教科書や入試の出題傾向に変化が出てから、子どもたちが解く定期テストの問題なども、問題文が難しく表現されるようになっていきました。
国語が苦手だと、そのほかの教科の問題文を理解することに苦戦することも出てくることでしょう。
国語は、重要な教科なのです。
◇国語の勉強とは◇
①読解力を身につけるには?
国語の力は3つに分かれます。
1.読解力
2.表現力
3.日本語力
読解力と聞くと、とにかく文章、例えば小説なり教科書の本文だったりと読めば付くだろうと考えがちです。
表現力についても、とにかく文章を書いていけば、そのうち表現する幅も広がるだろうと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この1.読解力と2.表現力を支えるのは3.日本語力です。
日本語力というのは、文章の構造、つまり文法力の部分になります。
日本語の語彙の知識もそうですが、日本語の文の構造をトレーニングすることで、
まずはその文章に「どんなことが書かれているのか」を理解する力を付けていきます。
国語力を伸ばす力のもうひとつに「文章を要約する」練習です。
要約することは、読解していくことよりも難しいです。
これを読んでくださっているのが保護者様であれば、ご自身が生徒だった時のことを思い出してみてください。
学校のテストなどの記述問題で、要約して書くことや、抜きだしではなく自力で書いていく問題があったと思います。
この辺りは、「どう書いたらいいのか」で迷って空欄にしてしまったりと、「書くこと」が苦手な生徒さんが多いです。
内容を要約することは、その文章を理解できているかを把握する問題です。
要約していくには、何度も文章を読み返して、その文章が「何を言おうとしているのか」「何を伝えたいのか」を読み取っていくことが必要になります。
読み取るために、繰り返し文章を読み返すことで、自然と読解力も身についてきます。
②長い文章の読み書きの機会はあるか
読書の習慣があっても、国語が苦手という子もいます。
小説などの物語を読む機会が多ければ、物語文は比較的得意かもしれません。
しかし、説明文などは苦手ということがあります。
この辺りは、問題文を作成する学校の先生など、出題者が問いたいことを汲み取る力が必要になり、問題文の「読解力」のトレーニングになります。
長い文章を読む機会が少ないと、集中力も続かなかったりで内容を理解するのに時間がかかってしまいます。
長い文章を読むトレーニングになりますね。
国語の勉強は、文の構造(文法力)を鍛えつつ、文章を読んで要約することを並行させていくといいです。
まずは教科書の本文を要約して「言いたいこと」をまとめられるようにしていきましょう。
学校の文法ワークがあれば、接続語によって前後の文章がどうつながっているかなどを復習していきましょう。
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