塚田駅前教室のメッセージ
【高校1年生】2025年度以降の共通テストはどうなる?【国語編】
2022.11.26
おはようございます、塚田駅前教室です。
大学入試センターから、新学習指導要領への移行を踏まえ、2025年で変更される大学入試共通テストの問題作成の方向性、試作問題について新たに発表がありました。
【国語】
・言語活動を重視し,多様な資質・能力を問うため大問を一つ追加
・試験時間は90分(10分増)
・分野別の配点は近代以降の文章110点、古典90点(古文45,漢文45)
今の高校1年生から新学習指導要領になりました。
この子たちが大学受験をするタイミングが2025年度です。
新学習指導要領で国語は「現代の国語」「言語文化」という教科名です。
新学習指導要領で掲げている3つの柱があります。
「個別の知識・技能」
「思考力・判断力・表現力等」
「学びに向かう力・人間性等」
この中の、「思考力・判断力・表現力等」のところに、国語や英語の言語活動が関連していきます。
言語活動には、「話合いや論述などの「話すこと・聞くこと」, 「書くこと」の領域」が含まれます。
今回の国語の内容で発表されていたのは、
「様々な資料から読み取ったことを基にレポートを書くといった言語活動を重視、多様な資質・能力を問うことができるよう」
に大問を1つ追加したとのことです。
これまでの問題構成は
設問(配点)
第1問 近代以降の文章(50)
第2問 近代以降の文章(50)
第3問 古文(50)
第4問 漢文(50)
試験時間80分
今回の試作問題では、
第1問 近代以降の文章(45)
第2問 近代以降の文章(45)
第3問 近代以降の文章(20)
第4問 古文(45)
第5問 漢文(45)
試験時間90分
このようになっています。
第3問の近代以降の文章が追加になり、
ここが「多様な力を問うため言語活動の過程をより重視した問題」になります。
近代以降の文章だけで110点分ですね。
試作問題の例を見ると、
「あるテーマ」についてレポートを書くことを前提として、グラフや図表を示されていました。
問題文にそのグラフ、図表から情報を関連付けて読み取り、目次の内容や構成について分析したり検討したりする力を問う問題、
複数の文章、グラフの内容や要旨を適切に解釈する力を求められる内容です。
読み取った内容を活用し、 新たな考えを生み出す力を測ろうとする出題
を考えていこうとしていることがうかがえます。
まだ現段階はあくまで「試作」なので、これから大学生のモニター調査など検討を続けていくところです。
2023年6月頃に問題の出題方針など、正式決定した内容の発表予定です。
センター試験の時から、「時間に対して分量が多い」と言われてきました。
共通テストに変わってからも、更にその量に拍車がかかってきています。
処理速度を上げていくこと、つまり問題を解いて「経験」を積んでいくことが差をつけていくひとつのポイントになっていきます。
早期のスタートを切って準備をしていきましょう!
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