塚田駅前教室のメッセージ
復習としてのノート作り
2021.01.16
旭中学、行田中学、海神中学、船橋中学の生徒さんへ
こんにちは、城南コベッツ塚田駅前教室です。
皆さんは普段、学校の授業でのノートってどんな風に作っていますか?
先生が黒板(ホワイトボード)に書いたり、今ではプロジェクターを使用することもあるようなので、映し出したものをそのままノートに写していく(あるいはプリントに穴埋めしていく)というのが多いかと思います。
しかし、ただ丸写しするだけでは、それが「作業」になってしまっていることがあります。
この先、ICT教育への動きが進み、"ひとり1台タブレット端末で授業"という時代に変わっていくので、あらかじめ画面に表示されたものにペンシルを走らせて画面の中に書き込みができるという、「写す作業」というものが少なく無くなっていくこととなりそうですが......。
タブレット端末の普及に合わせ、黒板も電子黒板に切り替えていくようなので、授業での教科書やノートの在り方も変わっていきますね。
タブレット端末での授業でのメリットは画像や写真を挿入してわかりやすくしたり、書き込みができることで、グループディスカッションなどでも活躍していきます。
今まで印刷して配布、ということをしていたプリントや宿題も、端末に送れば済むので先生方の負担も少し減るという点で非常に良いと思います。
そんな時代でも、"自分なりにまとめる"ということはとても大事です。
◇自分だけのノートを作っていく◇
板書されたもの・映し出されたものだけではなく、先生の発した「言葉」や「説明」を余白などにメモしていくようにしましょう。
板書・映し出されるものの他に、先生の発した言葉や説明は大事な情報です。
たまに話しながら板書してくれることもありますが、中には話すだけで板書されることがない場合もあります。
今後、タブレット端末を使うようになるにしても、あらかじめ表示されているものに書き込みをするだけでなく、
それらを「自分なりにまとめ直す」ことも大事だと考えています。
◇「自分なりにまとめ直す」=内容を「自分の中へ落とし込む」ということ◇
まとめ直すこと、これは復習にもなります。
ノートに自分の言葉でまとめていくと、記述問題で問われることのある「説明せよ」タイプの練習にもなります。
特に、社会などは覚えるべき情報量が非常に多いです。
中学で地理・歴史・公民(3年生)と3年間で3分野に触れます。
高校ではそれぞれ選択科目として分かれていきますが、その分やはり内容の幅が広がります。
例えば歴史なら「世界史」「日本史」があり、どちらも縦の出来事・横の出来事を整理しながら学んでいく必要があります。
出来事の時系列を問われる問題などもあるため、整理できているとこの辺りの問いが答えやすくなります。
国語なら物語文で登場人物の心情を箇条書きや関係図などで整理したり、説明的文章なら筆者の主張を箇条書きで並べたりなど、色々な整理の仕方があります。
数学や理科の計算問題などは、間違えた問題をノートに書き、何処でミスしたのかなどを赤ペンで書き込みをしていくなどの工夫をしていくことで解き直しと復習、両方ができます。
英語も同じように、間違えたところをノートに書き出して、なぜこの答えではダメだったのか、などを赤ペンで書き込んでいくのも良いでしょう。そうすることで、文法のルールを改めて整理することができます。
このように、自分なりにまとめ直すということは非常にメリットがあります。
自分の言葉で、自分のためにまとめ直したノートは、テスト前の勉強で見返した時にもスッと頭に入っていきやすいと思います。
なぜなら自分で考えて整理し、自分の言葉で書いたからです。
自分用のノートを是非、作ってみてください。
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