2023.05.13
城南コベッツ 京成中山教室です。
映画を見るのが好きです。
休日なんかはサブスクサービスを利用して新旧いろいろな
映画を見ることが癒しの時間になっています。
小学校の時に通っていた学習塾の先生が授業中にお勧めしてくれた作品
「クール・ランニング」
今でも私の一番好きな映画作品として心の中に輝き続けています。
雪の無い常夏の国ジャマイカから冬季オリンピックのボブスレー競技に
前代未聞の挑戦した4人の若者とコーチのドタバタを描く、コメディ色
の強いスポーツ映画なんですが...
最後はスポーツものらしく、きっちり感動させてくれます。
映画を見ていると「心にしみるお気に入りの台詞」なんてものがありますよね。
クール・ランニングにおける私のお気に入り台詞はコレです!
◆Derice, we can't be copying nobody else's style. We have our own style.
デリース、俺たちは誰かの真似をしなくてもいいんだ。
俺たちには俺たちのスタイルがある!
リーダーのデリースは、練習でボブスレーの強豪国スイス代表の完璧な滑りを
目の当たりにし、強いあこがれを感じると共にジャマイカチームとの差をまざまざ
と見せつけられます。
その後のジャマイカチームの練習でデリースはスイスチームの真似をチームメイト
に強要。結果いつものノリを大きく崩し、練習とはいえ醜態をさらしてしまいます。
意気消沈のデリースに親友のサンカがかけた言葉がこれです。
その後、サンカは続けます...
◆I'm telling you as a friend...
if we look Jamaican, walk Jamaican, talk Jamaican and IS Jamaican,
then we sure as hell better bobsled Jamaican.
友だちとして言うが...
もし俺たちが見た目も歩き方も喋り方もジャマイカ人なら、
ボブスレーだってジャマイカ流でいいじゃないか!
この言葉で吹っ切れたデリースたちは下馬評をよそに
「ジャマイカンスタイル」のボブスレーで好タイムを連発し
大会の台風の目となっていきます。
こと受験期は他の受験生と自分を
模試の結果や勉強の進度などで比べて...
落ち込んでしまったり...焦ったり...
まるでスイス代表に世界の壁を見たデリースの様な心境で、
平常心を保つのが難しくなると思います。
そこでデリースの様に身の丈以上のことを無理にしようとすると
ドツボにはまります。
「自分の重ねてきたいつもの型、いつもの努力を信じましょう!」
もう一つ、このジャマイカ代表は教えてくれます。
お国柄というかなんというか...
メンバー4人は「明るくノリが良い」のです。
特にサンカは「ジャマイカ代表ボブスレーチームの歌」を自作し、
劇中で事あるごとにノリノリで歌っています。
オリンピックという極限の緊張の舞台でも彼らは「楽しむこと」を忘れていません。
もしかしたらそれが究極の「彼らのスタイル」なのでしょう。
苦境や苦難の中で「楽しむ」というのはなかなか難しいかもしれません。
模擬試験の結果に打ちひしがれることもあると思います。
ただ...
「合格した後の楽しい学校生活を想像してみる」とか...
「模試の成績が上がっていたら何か自分にご褒美を買う」とか...
案外小さな工夫で「楽しむ」きっかけをつかめるかもしれません。
「自分のスタイルを信じ、何事も楽しむ!」
大切ですね。