京成中山教室のメッセージ
数学を解くための「国語力」!?~文章題への向き合い方~
2023.01.09
こんばんは!
城南コベッツ 京成中山教室です。
千葉県の公立高校入試まであと43日(2月21日~2月22日実施)
大学入学共通テストまであと5日(1月14日~1月15日実施)
お正月も明けていよいよ受験シーズンも最終盤に入りました。
受験生の皆さんも最後の追い込みに余念がない日々を送っていることと思われます。
体調管理を万全にしつつも...
ここまで来たら悔いの残らないように全力で頑張ってください!
さて、今回は算数・数学のお話...
小学生・中学生の算数・数学の授業を受け持つことがあるのですが...
「計算は得意だけど文章題が苦手です。」
という生徒さん結構多いです。
計算問題は難なくすらすらと回答し正答率が高くても、
文章題になると途端にペンが止まってしまうわけです。
【傾向】
大体このタイプの生徒さんの特長としては
「回答欄は真っ白のままor最初の一歩の立式から躓いている」
そんな傾向にあります。
ですから、部分点すら取れず仕舞い、最悪の場合、問題文を読んだだけで
諦めてしまう。そんな燦燦たる状態になってしまうわけです。
【原因はいったい何?】
「問題文が提示する情報を文章から汲み取れない&整理できない→立式に必要な材料が揃わない」
これがほとんどの場合の原因です。
これは数学の力というよりは、どちらかと言えば「国語力・読解力」の問題ともとらえられます。
【解決策は?】
「国語の勉強頑張る!」ってことではないです。
一定の効果は上がるでしょうが、国語の様に文章を読み解くのにじっくり構えていたら
数学の難しい問題などはっきり言って解く時間が足りません。
オススメの方法として...やることは2つ!
①問題文の流れが変わる部分にスラッシュを入れて分割する。
②分割した文節から読み取れる情報を番号を付けて箇条書きにする。
これだけです。
簡単な問題で試してみましょう。
例)桃を5個、メロンを3個買い、代金の合計は5500円でした。
メロンの値段は桃の値段より500円高い時、メロンと桃のそれぞれの値段を求めなさい。
①まずはスラッシュを入れて分割
「1)桃を5個、メロンを3個買い/2)代金の合計は5500円でした。/
3)メロンの値段は桃の値段より500円高い時/4)メロンと桃のそれぞれの値段を求めなさい。/」
※句読点や格助詞を目安にするとうまく分割できます。
②情報を箇条書きにする。
1)桃=5個、メロン=3個 買った
2)桃とメロンの代金の合計が5500円だった。
3)メロンの値段は桃の値段より500円高い
4)求めるのはメロンと桃の値段
あとは整理した情報を基に立式です。
【4)より】→メロンか桃のどちらかの値段をXと置けば立式できそうだな...
【3)より】→桃をXと置いた場合メロンは桃より500円高いから(X+500)ってなりそうだな...
【1)より】→桃を5個、メロンを3個買ったんだから、左辺は「5X+3(X+500)」でよさそうだな...
【2)より】→桃5個とメロン3個の合計が5500円という事はさっきの式と5500を「=」で結べそうだな...
「5X+3(X+500)=5500」立式完了!
後はこれを解いていけば...
5X+3X+1500=5500
8X+1500=5500
8X=5500-1500
8X=4000
X=500
「X=500」となるので、桃は500円
メロンはそれより500円高いので500+500=1000円となるわけです。
ただ漫然と文章を読んで理解しようとするより「文章を切って、情報を整理する」
ことで大変解きやすくなります。
またこのような解き方だと時間効率も非常に良いです。
勉強はちょっとした工夫で難しい問題も簡単になります。
所謂「コツ」というやつですね。
こうしたコツに気づいて自分のものにし、問題が解けたとき...
生徒さんの「達成感、自信」に繋がっていきます。
私たち城南コベッツ 京成中山教室はこれからも多くの生徒さんと
多くの「達成感、自信」の生まれる瞬間を共有していきたいと考えております。
勉強のご相談は是非、城南コベッツ 京成中山教室まで!
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