京成中山教室のメッセージ
数学を解くための「語彙力」!?~数学用語に的確に反応しよう~
2023.01.10
こんにちは!
城南コベッツ 京成中山教室です。
昨日のブログでは数学に関する「国語力」ということで...
文章題の効率の良い読み解き方について書かせていただきました。
今日は「語彙力」です。
「英語や国語じゃあるまいし...数学で語彙力...?」
そう!「数学的語彙力」です!
昨日のブログを書いているときにその内容を見ていた先生(理数のスペシャリスト)
からこんな話を聞きました。
「読解力も重要ですけど...数学に関わる国語力と言えば、俗にいう【数学的用語】を
きちんと訳せない生徒さん、最近多いんですよね。」
その先生曰く...
「例えば図形の問題で【正三角形】とか【直角二等辺三角形】とか問題文に出てきた
場合にですね。
【正三角形】なら【①三辺の長さが等しい②三つの角度がすべて60度】という風に...
【直角二等辺三角形】なら【①三つの角度は45度が二つと90度が一つ②長さが等しい
2辺の間の角は90度】といった感じで...
用語を読み解いて図に書き込むというプロセスを踏めない生徒さんが結構いるんですよ。
合同証明とかの問題はコレができないとスムーズに解くの結構難しいんです。」
そうなんです。
数学では問題を解くために必要な情報の全てが数字で示されるわけではないんですね。
「数学的用語を数字や条件に変換する能力」これが【数学的語彙力】というものです。
図形に限ったことではありません...
「素因数分解」「最小公倍数、最大公約数」「XとYの変域」「2式が連立するとき...」...等々
覚えなくてはいけない【数学的用語】は多岐に渡ります。
例えば...
一次関数において「二つの直線グラフの交点を求めなさい」
よく見る問題ですね。
これもきちんと数学的用語を理解している場合は...
「2直線の交点→2直線の式は連立している」
と何を意味していて何をすべきかすんなり解釈できるのですが...
用語慣れしていないとそれもままならないわけですね。
【数学的語彙力】の重要性...お分かりいただけましたでしょうか?
疎かにしていると自分がこの問題で何をすべきかわからないという最悪の状態になりかねません。
計算問題を公式使ってガシガシ解いていくのも数学の実力をつけるためには必要かと思います。
しかし、数学の教科書に載っている【数学的用語】の解説を読み込み、的確に訳せる様理解を
深めるのも必要な勉強と言えると思います。
数学のみならず、勉強全般の苦手はこの様にどこに潜んでいるかわかりません。
特に数学や英語といった積み上げ学習の教科では、中2の単元の苦手の根本が...
実は小6のあの単元の理解不足だった!なんてことがあるわけです。
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