城南コベッツ京成中山教室

Tel:047-711-4044

  • 〒272-0814 千葉県市川市高石神2-1 1階
  • 京成本線 京成中山駅 徒歩4分 / JR総武線 下総中山駅 徒歩5分

受付時間:14:00~20:00/日祝休

  • 1対2個別指導
  • atama+個別指導
  • デキタス個別指導
  • ジュニア個別指導
  • スタディ・フリープラン
  • 城南予備校オンライン
  • 総合型・学校推薦型選抜対策
  • デキタス
  • プログラミング

京成中山教室のメッセージ

私立高校への進学が確定したら「高1からの学習」と「大学進学へ向けた正しい知識」を

2023.01.25

千葉県における私立高校の入試で、単願推薦・併願推薦ともに一段落しました。
公立高校まで27日ですので、この時期は時間がより早く感じられますね。

私立高校の進学(単願推薦などで)が確定したら、その先の大学進学へ向けた正しい知識、今の傾向を知っておくといいでしょう。

今は大学全入時代と言われていますので、高校進学がゴールというよりも通過点として捉えている生徒さんが多くなっています。

高校は義務教育ではありませんので、中学のときと比べると、自己責任原則がより際立って参りますので、色々な仕組みをこの機会に知っておくのが肝要です。

大学入試は、

大きく分けると、

①総合型選抜入試(旧AO入試)

②学校推薦型入試(旧指定校推薦)

③一般入試

このようになります。

1990年代(30年以上前)は、一般入試の割合が80%超でした。しかし2020年代となり、その割合は40%を切っている状況です。

大学への進学方法として、高校生たちが最初に考えるのは、総合型とか学校推薦型であることが多くなってきたということです。

90年代における大学入試は、高校1年、2年とちょっと学業をさぼってしまったとしても高3からの爆発的学習で、一般受験に臨み合格の切符を手に入れることが出来た時代でもあります。
そのかわり、高倍率で当然、入試を突破するためには、それ相当の覚悟と学習量が必須でした。

ところが2020年代になりますと、一般入試は、国立大学や難関私立大学を狙うための人たちの巣窟となり、50~60% 学校によっては70%の生徒が、総合型選抜や学校推薦型で合格を手にするようになってきました。


じゃぁ、大学入試は楽になったんだな・・・こう思う方もいるかもしれません。

しかし、実際は、総合型選抜や学校推薦型で合格を手にするために、上記90年代の学生たちのやり方とは異なり、

高校1年生からのたゆまぬ努力がどうしても必要になってきたのです。


総合型選抜(旧)AO入試の最初の走りは日本においては、慶應義塾大学です。ここからAO入試が拡大し、私立大学の多くが取り入れるようになりました。

どちらかというと学業成績よりも大学が定めるアドミッションオフィスポリシーに則った、学生をゲットしたいという趣向で、学習面不問で合格を手にできるところもありました。

しかし、今は

一言で言うと、「大学入試の高校受験化」と言いますか、内申点、高校では評定ポイントと言いますが、この良し悪しが非常に重要になってきたのです。

これは学校推薦型入試(旧指定校推薦)では、言わずもがなで、高校3年間の内申(評定ポイント)を何がなんでも取り切っていく必要があるのです。


私立高校、公立高校に限らず、評定ポイント算出の際のルールは同様ですので、何かオマケがある・・・とかいうのはありません。

高校の3年間、保護者様におかれましては、過行く日にちをどのように感じられましたでしょうか。

私は、すっごく早く感じました。
ガチガチの男子校でしたので、いわゆる青春なんてなかったかもしれません。


休み時間になると、参考書を紐解く生徒もいたり、英語辞書で「英英辞典」を使っている生徒がいたり、
とにかく変わっている人たちが多かったです。

授業スピードは、鬼畜のように早く、

「こ、これは予習なしでは無理、無理、無理!」と早くも洗礼を受けたぐらいです。


高校になったらちょっと煌びやかな日常があるかも?という期待は、最初の考査が終わった直後から
「あ、甘すぎた!これは地獄に日々に違いない」と冷や水で100万回背中を打たれるが如く味わいに味わいました。


時間は早く、そして無常にも過ぎ去ってしまうものです。気づけば「あ、受験校決めるんだった」なんてことになります。


とにかく早い!とにかく早い!他人の時間をもぎとって自分に当てがいたいぐらい早いのです。

ですから、


「まだ高校1年になったばかりだし」というのは、その当時も今も、そんな・・・余裕はないぞ?と言えるのです。

これから高校1年生になる生徒さんたちに、声を大にしてお伝えしたいのは、

勝負は高校1年の春からすでに始まっているよ!!ということです。

千葉県下の公立高校で、偏差値が60オーバーのところでも推薦入試の説明会には、学校生徒の30%ぐらいが参加するぐらいです。

日本全国を捉えれば、推薦入試と総合型選抜に大きく興味をもち、実際にそれを実現させようとする生徒さんたちが急増しているのです。


評定ポイントというのは、平均値を出して決めます。平均を押し上げるためには、何かが大きく足を引っ張ってしまうと、そこから計画崩れになってしまうのです。

よくあるのが、

「俺は(私は)文系に進学するのだから、数学や理科系科目は、そんなに力入れなくていいや」という 大きな間違いです。


上記の推薦や総合型選抜で入試を突破しようと考えたら、死角となる教科をつくってはいけないのですね。

評定ポイント3台は、なかなか厳しいです。
その学校に来ている指定校の枠や学部をご覧ください。

自分がいいなぁって思うところは、他人もいいと思っているのですし、4ポイント以上ぐらいいってないとなかなか推薦を勝ち取ることは難しいですよ。

文系だから・・・数学や理科は、と放置してしまうと、結果数学や理科系科目の評定は、3とかになってしまうことでしょう。

英語で4とかとっていても数学が3なら、その瞬間平均は3.5です。

推薦や総合型でよい学校にたどり着くためには、4.0は欲しい(最低でも)

そのためには、苦手科目を放置は絶対出来ないのです。


高校1年の最初のテストは5月です。
これすらも全12ラウンドの中の1回と捉えたら、軽く考えるわけにはいきません。

12回の考査を本番入試と捉えて、範囲が狭いテストを取りにいくのですから、計画をしっかりと立てれば、勝てます。

でも適当に考えていたら、2年からの、3年から・・・の巻き返しはほぼ不可能となります。

基準に達成していなければ、一般受験するしかありません。


アリとキリギリス、うさぎと亀、それらの物語の詳細は忘れましたが、要はそんなところです。

しっかりと高校1年生の春から意識すべきですし、そこで勝ちをおさめて優位性をガッツリ保つのでしたら、私立高校に合格した!じゃ、遊ぼう!と遊び三昧で後で大きく苦労するよりも、

進学先の高校のサイトをよく紐解いて、シラバスなどを入手して高校準備学習を開始する!!これがガッチガチのオススメ2月、3月の過ごし方です。