京成中山教室のメッセージ
共通テスト 今回は4科目で過去最低点 2024年と2025年共通テストの予想
2023.02.08
センター試験から共通テストに切り替わり、今年の入試で3回目を終えました。明かに傾向が変わり、文科省が求める方法でぐいぐいと突き進んでいる印象です。
では、少し振り返ってみましょう。
【共通テスト1回目】
この初回で私たちは、かなり驚いたのです。一番は英語です。
英語の単語数がいきなり増加しました。
センター試験時代と比較して、試験全体の総語数は約5,500語で、を1,200語以上も上回ったのです。
リスニングにおいても大きく変わりました。
読み上げ語数は、センターのときの約1,100語から約1,500語と約35%増加しました。それから、発音そのものもアメリカ系、イギリス系、非ネイティブ系と登場し、混乱した受験者は多かったことでしょう。
【共通テスト2回目】
2回目の共通テストでも本当にたまげました。
もっとも顕著だったのは数学です。
数ⅠAは前年を19.72点下回る37.96点。40点を割ったのは、センター試験時代を含めて初ですので、過去最低点ということです。
数ⅡBにおいても16.87点下回る43.06点で、相当ハードな数学という印象です。
みれば、設問が長文となり、やはりいつもこのブログでも言っている「思考力を問う問題」構成が顕著でした。
実はこの年、数学以外でも生物(23.83点ダウン)他にも国語(7.25点ダウン)、物理基礎(7.15点ダウン)、化学(9.96点ダウン)、日本史A(8.60点ダウン)、地理A(8.36点ダウン)、日本史B(11.45点ダウン)、倫理(8.67点ダウン)と平均点がダウンした教科が多かったです。
【共通テスト3回目】
そして2023年1月に実施された3回目の共通テストでは、4科目で過去最低の平均点だったということです。
Yahoo!ニュースの記事はこちら
上記から引用します。
48.46点だった生物や50.96点の「政治・経済」など4科目で、前身のセンター試験を通じ過去最低点だった。 過去最低だったのは他に、世界史Aの36.32点、物理基礎の28.19点。主な科目では、国語が105.74点、「数学I・A」55.65点、英語リーディング53.81点、英語リスニング62.35点だった。共通テスト以降でリスニングは過去最高だった一方、リーディングは過去最低となった。
【どうなる?2024年実施4回目】
上記のとおり、共通テストはその回に関わらず、いずれの年度においてもセンター試験よりは難易度が上がっていると感じる人たちが多いはずです。
さらに入試制度改革で、2025年実施の5回目(2024年度共通テスト)から5教科ではなく「情報Ⅰ」が加わり6教科になるなど、変化が大きいため、浪人を嫌気する生徒さんが多くなり、より推薦志向、総合型選抜狙いなどへシフトする可能性が高いと予想します。
以前からこの波はあって、一般入試を避けたい生徒さんは増加しています。
今は、一般入試で合格を勝ち取る人よりも推薦や総合型選抜で合格を決める人の割合が増えていますので、学校や学習塾における取組も変わってきています。
【どうなる?2025年実施5回目】
新課程教科書時代の高校生たちが、臨む共通テストは、この年から制度改革に伴って様変わりしていきます。
そういう意味では改革後初年度入試となりますので、多くの注目を集めることでしょう。
さらに、この回に留まらず、国(文科省)の教育改革や試験での合否判断方法、入試そのものの実施方法、過去議論されていた民間委託の方法などなど、色々なことが起こってくるため、クルクルと変わってくる予感がします。
【個別に進路が違うのだから、やっぱり個別指導は活きてくる】
城南コベッツは集団塾ではなく、個別指導塾です。
それぞれの生徒さんには思いがあり、それぞれの保護者様にも思いがあります。
その思いを現実化するため、
最初はやはりしっかりとしたお話合いをして、ご要望を取り入れながら学習計画を一緒に立てていくというところからスタートします。
春のこの時期は、
新年度スタート、進級、進学で何かと忙しい日々となりながらも期待に胸を躍らせながら、自分探しが始まるのです。
推薦を目指すなら!!
高校1年生最初の中間テスト(5月実施)で絶対に失敗しないようにしましょう!
評定ポイントをしっかりと稼ぐ!!
そのためには、定期考査対策です!!
高校生向けの春期講習では、新高校1年生、新高校2年生、新高校3年生に向けたプランで、5月の学習までをしっかりとサポートできるよう組まれています。
今、私たちは春の話題を投げていますが、
気温が上昇する3月、4月になれば、
夏はそこまで来ている!そう感じることはありませんか?