京成中山教室のメッセージ
人間は忘れていく生き物なのです~忘却曲線に見る復習の必要性とタイミング~
2023.04.22
こんばんは。
城南コベッツ 京成中山教室です。
日々生徒さんに、
「これ覚えよう!」
「あれは要暗記!」
なんて指導しているわけですが...
「暗記」苦手でしたねー
試験の前は常に「暗記パン」を夢見ていました。
【人間はそもそも忘れる生き物なのです!】
あれだけ必死で覚えたことを何で簡単に忘れるんでしょうね?
「忘れる」理由は主に「劣化」と「干渉」だそうです。
「劣化」
記憶したことを使わないでいると時間と共に薄れていくということ
「干渉」
類似の情報が記憶されていると、それらにアクセスしづらくなること
2つとも何となく心当たりが...
【じゃあどの程度のスピードで忘れるのでしょう?】
19世紀ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスは自らを実験台とした実験で、
「時間の経過と人の記憶の変化」をグラフ化した「忘却曲線」を発見しました。
その結果にによると...
①20分後→覚えた内容の42%を忘れる
②1時間後→覚えた内容の56%を忘れる
③1日後→覚えた内容の74%を忘れる
④1週間後→覚えた内容の77%を忘れる
⑤一か月後→覚えた内容の79%を忘れる
たった20分で4割も忘却...
1日経つと7割強も忘れてしまうんですね...
よく「鶏は3歩歩けば忘れる」と揶揄されますが...(実際はそんなこと無いらしいです。)
人間も負けず劣らずですよ...だって20分で4割ですから!
【忘れたら覚え直せばよい!】
やはり忘れにくい、脳に残る長期記憶にするには、「復習」が必要不可欠なのです。
エビングハウス先生は「復習に最適なタイミング」というものも得意の曲線で示しています。
ただ、エビングハウス先生の実験は「意味のないアルファベット3文字の羅列」を覚えては忘れ...
といった内容でした。
私たちが学ぶのは意味・内容のしっかりある「学問」です。
内容がある分、まだ覚えやすいでしょう。(=忘却曲線の傾斜は緩やか)
そんなことを考慮しつつ、忘却曲線が示す理想の復習のタイミングとは!
◆20分後、1時間後
忘却曲線の性質上、記憶した直後から1時間以内で急激に忘れる傾向にあります。
まずそこで一回振り返るわけですね。
◆1日後
前述の通り、ここまでが忘却のスピードのピークです。
あとは比較的緩やかに忘れていく様なので、ここでも一回復習です。
◆7日後、30日後
人によっては加えて「4日後」とか「14日後」にも復習タイミングを作っている様です。
手帳やカレンダーにその日学習した内容を記録しておくとやりやすくなりそうですね。
それぞれにおける復習の回数や時間はまちまちでしたが...
一番意識したいのは「定期的に見直すこと」です。
いかがでしょう?
一度、勉強したことをまた繰り返すのは確かにあまり気が進むものではありません。
ただ「人間は忘れる生き物である」ということはこのように証明されています!
そこに向き合って、認めて、復習を習慣づけましょう!
城南コベッツ 京成中山教室です。
日々生徒さんに、
「これ覚えよう!」
「あれは要暗記!」
なんて指導しているわけですが...
「暗記」苦手でしたねー
試験の前は常に「暗記パン」を夢見ていました。
【人間はそもそも忘れる生き物なのです!】
あれだけ必死で覚えたことを何で簡単に忘れるんでしょうね?
「忘れる」理由は主に「劣化」と「干渉」だそうです。
「劣化」
記憶したことを使わないでいると時間と共に薄れていくということ
「干渉」
類似の情報が記憶されていると、それらにアクセスしづらくなること
2つとも何となく心当たりが...
【じゃあどの程度のスピードで忘れるのでしょう?】
19世紀ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスは自らを実験台とした実験で、
「時間の経過と人の記憶の変化」をグラフ化した「忘却曲線」を発見しました。
その結果にによると...
①20分後→覚えた内容の42%を忘れる
②1時間後→覚えた内容の56%を忘れる
③1日後→覚えた内容の74%を忘れる
④1週間後→覚えた内容の77%を忘れる
⑤一か月後→覚えた内容の79%を忘れる
たった20分で4割も忘却...
1日経つと7割強も忘れてしまうんですね...
よく「鶏は3歩歩けば忘れる」と揶揄されますが...(実際はそんなこと無いらしいです。)
人間も負けず劣らずですよ...だって20分で4割ですから!
【忘れたら覚え直せばよい!】
やはり忘れにくい、脳に残る長期記憶にするには、「復習」が必要不可欠なのです。
エビングハウス先生は「復習に最適なタイミング」というものも得意の曲線で示しています。
ただ、エビングハウス先生の実験は「意味のないアルファベット3文字の羅列」を覚えては忘れ...
といった内容でした。
私たちが学ぶのは意味・内容のしっかりある「学問」です。
内容がある分、まだ覚えやすいでしょう。(=忘却曲線の傾斜は緩やか)
そんなことを考慮しつつ、忘却曲線が示す理想の復習のタイミングとは!
◆20分後、1時間後
忘却曲線の性質上、記憶した直後から1時間以内で急激に忘れる傾向にあります。
まずそこで一回振り返るわけですね。
◆1日後
前述の通り、ここまでが忘却のスピードのピークです。
あとは比較的緩やかに忘れていく様なので、ここでも一回復習です。
◆7日後、30日後
人によっては加えて「4日後」とか「14日後」にも復習タイミングを作っている様です。
手帳やカレンダーにその日学習した内容を記録しておくとやりやすくなりそうですね。
それぞれにおける復習の回数や時間はまちまちでしたが...
一番意識したいのは「定期的に見直すこと」です。
いかがでしょう?
一度、勉強したことをまた繰り返すのは確かにあまり気が進むものではありません。
ただ「人間は忘れる生き物である」ということはこのように証明されています!
そこに向き合って、認めて、復習を習慣づけましょう!