城南コベッツ京成中山教室

Tel:047-711-4044

  • 〒272-0814 千葉県市川市高石神2-1 1階
  • 京成本線 京成中山駅 徒歩4分 / JR総武線 下総中山駅 徒歩5分

受付時間:14:00~20:00/日祝休

  • 1対2個別指導
  • atama+個別指導
  • デキタス個別指導
  • ジュニア個別指導
  • スタディ・フリープラン
  • 城南予備校オンライン
  • 総合型・学校推薦型選抜対策
  • デキタス
  • プログラミング

京成中山教室のメッセージ

2024年共通テストを振り返って...【数学に見る新学習指導要領完全移行と共通テスト】

2024.01.19

(2月12日追記:
こちらの内容に関して追記記事があります)
■2025年共通テスト数学における数学Cの新設とベクトルの続投 情報の科目も増え文系は特に負担増!?


こんにちは。


城南コベッツ 京成中山教室です。

再び、2024年共通テストに関する内容です。


今年度の共通テスト数学については大きく難易度に変化なし、
と言われています。
難易度については、2022年の数学ⅠAの平均点が大きく
下がったというのが
強く印象に残っているという方も
少なくないと思います。


しかし、今年度と来年度は、
1つ別な点において着目してほしい
内容があります。

それは...
「高校学習指導要領の新課程への完全移行」です。


その代表的なものとして、
数学ⅡBにおけるベクトルを例に挙げて説明していきます。

今年度の数学ⅡBでも、大問5にベクトルの問題が出題されています。
例年出題されているベクトルですが、共通テストでのベクトルの出題は、
今回限りで無くなる可能性が非常に高いです。

それは何故か?

まず、2022年度より高校において学習指導要領が新課程に変更となりました。
新課程では、ベクトルの単元は、数学Bから数学Cに変更となります。

では、
「今は2023年度にも関わらず今もベクトルが出題されているのはなぜ?」

という疑問が出てくると思います。

その理由は、2022年度からの新学習指導要領は、
新高校1年生より順次適応されていました。

つまり、現高校2年生の世代から実施されており、
その1年前の現高校3年生(つまり、今年共通テストを受けた代)は、
以前までの学習指導要領の内容で学習を行っていたのです。
そのため、今年まではベクトルが出題されていました。

しかし、来年度からベクトルが数学Cで学習する単元となるため、
教科としては数学ⅠAとⅡBまでとなる共通テストから、
ベクトルの出題が無くなると考えられるのです。

また、新課程ではベクトルが数学Bから数学Cに移行になったとして、
その代わりに何が入るのか?という疑問があるかと思います。

ベクトルの代わりに「数学と社会生活」が新課程の数学Bに折り込まれています。
旧課程における数学活用にあった「社会生活と数学」と「データの分析」をまとめて
「数学と社会生活」という名称となっています。

少なくとも...
「ベクトルが廃止され、その代わりの単元が入ってくる」ことは間違いないでしょう。

しかし、この数学と社会生活が必ずしも来年度以降の共通テストで出題されるとは
限りません。

それ以外にも、新課程への移行に伴って傾向が見直される大問も
出てくることでしょう。

これは、数学以外の教科にも言えます。

ですので、来年度以降の共通テストは、
「新課程の学習指導要領を要チェック!」です。

新受験生にとっての試験準備は、既に始まっていると言えます。