京成中山教室のメッセージ
2024年2月20日・21日実施 千葉県公立高校入試 平均点予想!~1日目 国語、数学、英語~【城南コベッツ 京成中山教室】
2024.02.20
こんにちは。
城南コベッツ 京成中山教室です。
千葉県公立高校入試の平均点予想です!
今年も難しい試験となることが予想される高校入試ですが、
こちらの記事では本番後に平均点を予想し、随時更新していきます!
◆1日目 国語、数学、英語
国語【予想平均点:51点(昨年47.9点)】
問題形式は概ね例年通り
漢字は1~2問厳しいかな?という問題はありましたが特段難しい印象はありません。
大問4(説明的文章)は本文とは別の個所からの抜粋と要約、
5(文学的文章)、6(古典)はそれぞれ、文章本文を読んだ生徒同士の会話内容を
資料として出し、それと照らし合わせて分析させたうえで
30字以上の自由記述として自分の考えを表現・解答する問題でした。
本文以外の追加資料や感想の読解はお決まりになりつつありますね。
本文の内容としては大問四の説明文がかなり難解なものとなっていました。
本文中での「自分」を表現する二つの単語それぞれをイメージできるかがポイントです。
使われている言葉も難しい専門的なものが多く、読解に時間がかかったのではないでしょうか。
大問5(小説文)は登場人物の描写自体はそこまで特筆して難しいものではなかったですが、
時代背景が「江戸時代」、更に「百文差し(=お金の束)」が重要アイテムという事で
上手くイメージ出来たかな?という部分はあります。
大問6の古文も実は前問同様、物語のカギは「百文差し(=お金の束)」でした。
百文の銭の真ん中の穴にひもを通して100枚近くを束ねて筒状にし、
持ち運びしやすくしたものが百文差しです。
真っ直ぐにして形だけ見ると太めのろうそくと似ています。
包みに包まれていたら尚更間違えますね。オチはその勘違いとなる様です。
大問7の条件付き作文も大変だったかと思われます。
例年に比べて表やグラフといった資料がなく、
ただ「知識」と「知恵」の言葉の意味が書かれているだけです。
前段は「知識と知恵の関係性を踏まえて知恵とは何か?」ということ...
後段は「知恵への具体的な自分の考え」を書くとのことです。
前段の「関係性を踏まえた言葉の定義」が正確でないと後段はちぐはぐな文章になってしまいますね。
後段に具体性を持たせようにも材料が少ないので想像力をフル稼働させないと厳しかったと思われます。
実際、解いてみた一部生徒さんの感想も「何を書いたら良いかわからなかった...」というものでした。
数学【予想平均点:46点(昨年47点)】
まずは大問1の小問集合...
(1)計算問題3問、(2)二次方程式の立式と計算
ここまでは例年通りの内容と難易度です。
(3)標本調査の問題
少し意外な出題で面食らった受験生さんもいたかもしれません。
基礎知識が伴っていればそこまで難しい問題ではない様ですが、
少し驚きですね。
(4)は立体図形
①は立方体の展開図を選ぶ問題...確実に取りたいところですね。
②立方体上に最短距離で線を引く問題 難解です!
(5)は確率と座標の複合問題(と言っても計算はほぼ確率)
決してオーソドックスな形式の問題ではないので
こちらも戸惑うかと思います
(6)円周角の問題
こちらは例年通りといった様子。
(7)大問1の最難関...作図です。
問題がシンプル過ぎてどうしていいかわからない
という感想がありました。これも難解です。
大問2 二次関数
関数問題は例年(2)が最難関問題の一つとなりますが、
今年の問題は点Pのx座標をpと置いて、等式を立てるという
比較的オーソドックスなパターンでした。
大問1が曲者問題多めだったので、
ここまでに使ってしまった時間を取り戻すには
いいバランスだったかもしれません。
大問3 三角形の証明問題
(1)は以降の証明のチュートリアル的な導入問題で易しめ...
(2)は例年通りの合同証明
(3)が難しく時間がとられる形ですね。
大問4 会話文に答える問題
内容としては複合(相似と関数)ですが、会話形式というのが曲者です。
読んでいく内に「何を使って解くのか?」「何を求めるのか?」といった
問題の本質が煙に巻かれがちです。
一つ一つ丁寧に読み解いていけばよいのですが、
制限時間のある試験という局面では難しいかもしれません。
英語【予想平均点:50点(昨年47.6点)】
問題構成に大きな変化はありません。
しかし、マークシート併用への切り替えによるところか...
◆リスニングの大問4が「単語のスペルを正確に書く問題⇒大問1~3同様選択肢問題へ」
◆全体で英作文の問題が1問減る(4問→3問)
といった違いがあります。
しかし、よくよく見ると「英作文は減った分、難しくなった?」
という印象があります。
大問6の2つの英作文...
(1)はシチュエーションが分かり易く、使う表現も絞りやすかったかと思います。
(2)は「図書館で雨宿りをしよう」という内容かと思いますが...
「雨宿り」をそのまま英訳は中学生にはハードルが高いかと思います。
その為、「雨宿り」を「雨が止むまで待つ」とか「雨が止むまでとどまる」
という風に分かり易い動詞を用いた表現に変えられるかどうかが重要でした。
「~まで=until」も少し難しめの部類かもしれません。
書く分量はそれぞれ10語程度と短めですが、
(2)は使う表現に一ひねり必要なので決して簡単とは言えないです。
大問8の英作文が3つの中で最難関かと思われます。
ファストファッションに関するスピーチを聞いた
二人の会話の中に出てきた...
「なぜ人々は簡単にファストファッションの衣類を捨てるのか?」
という問いへの返答文章を書くというものです。
あくまで「スピーチの感想を述べ合う二人の会話」の中の文なので、
話題になっている本文前段のスピーチの中にはそのものずばりの
正確な内容の文は無いです。
「ファストファッションってどんなものか?」という消費者の
認識を考えないといけません。
使われている語句に比較的難解なものが多いことと、
「ファストファッションがどういうものか?」という事前知識が
あるとすんなり読めそうなことから、
難しい問題だった感じた受験生さんは多いと思われます。
他の大問の中にも難しめの表現が散見されたので、読解に難儀した
受験生さんも多かったと思われます。
理社は明日更新!!
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