京成中山教室のメッセージ
2024年2月20日・21日実施 千葉県公立高校入試 平均点予想!~2日目 理科、社会~【城南コベッツ 京成中山教室】
2024.02.21
こんにちは。
城南コベッツ 京成中山教室です。
昨日に続きまして...
千葉県公立高校入試の平均点予想です!
◆2日目 理科、社会
理科【予想平均点:60点(昨年60.7点)】
大問1は知識を問う小問集合
大問2は「いろいろな気体を発生させて性質を調べる実験」
大問3は「光合成の働きを調べる実験」
大問4は「電流と磁界の関係を調べる実験」
2,3、4の実験は比較的オーソドックスなものであり、
問われている内容も決して難しい部類はないです。
大問6ばねとビーカーを使った力の問題は少し面食らう実験内容ですが、
落ち着いて実験の目的を理解し臨めば設問自体はそこまで難しくは
なかったかと思います。
大問7「天体(皆既日食)に関する会話問題」
大問8「金属の酸化実験」
ここも3年生内容の為、身構えますが難易度は例年並みです。
(化学式の問題だけ戸惑いそうな形でしたが...)
出題の幅が広く、問題数も多いですが、
対処できないほど難しいという問題は非常に少なく、
全体的にある程度対策が進んでいれば、取り易い印象はあります。
社会【予想平均点:58点(昨年54.5点)】
ほぼ地理、歴史、公民が各大問にはっきり分けられており、
複合していたのは大問1にほんの少しといったところです。
問題形式として例年難しめなのが...
①文章記述問題
②時系列並べ替え問題
③資料読解問題(資料=表、グラフ、地形図)
この3つです。
今回の問題数及び配点としては...
①文章記述問題=3問/32問(4点×3問=12点)
②時系列並べ替え問題=2問/32問(3点×2問=6点)
③資料読解問題=7問/32問(3点×7問=21点)
それ以外はストレートに知識を問う問題と言っても良いかと思います。
文章の正誤選択問題も①~③以外は判断基準がその項目の重要知識という
問題ばかりです。
特筆は③資料読解問題の多さです。
大問8つの内半分以上の5つに最低1問配置されています。
100点中21点、実に五分の一がこの形式です。
表やグラフは国や都市、項目、量、割合を細かく見て慎重に
回答する必要があります。
計算が必要な問題は大雑把に計算すると勘違いしてしまいそうな
微妙なラインの数字設定も見られました。
慎重さと正確さが問われます。
また、大問2の(4)は地形図の内容に関する正誤判断と
縮尺を基に面積を求める問題です。
この問題は地図記号や標高、方角の正確な知識を基に
正誤判断するので解答に必要な知識も多かったと思われます。
②時系列の並べ替えは2問とも比較的シンプルなもので
同系列の問題の中では取り易い方かと思われます。
並べ替え問題は「年号暗記」が一番手っ取り早く、
効果的ではありますが、
「重要用語同士をしっかり結び付けておく」
というのも使える手です。
例えば...
大問5の(4)では選択肢4つから第二次大戦後の出来事を3つ選び
それを並べ替える形式でした。
国際連盟発足の年号を正確に覚えておけば、それは戦前の話と容易に判断できますが、
「国際連盟は第一次世界大戦下でこの様な最悪の戦火を防ぐため、
各国が国際協力体制を取り世界平和の実現維持を目指す目的で作られた」
という風に関連事項と結びつけられていれば年号が思い出せなくとも同様の判断
ができます。
①記述問題は大問4の(4)鎌倉時代の相続問題が難しかった様です。
鎌倉時代当時の土地の扱いをイメージできるかがカギでした。
「領地が米を産みそれが財力になる」わけですから、
相続で分割され狭くなればそれだけ米の収穫高は減り、
一人当たりの利益が下がるのです。
ただ、全体的に難解な知識を問う問題は少なく
全体的な難易度としては例年並みかほんの少し易しいといったところでしょうか。
5教科平均点全体の昨年比は...
「数学=下がる」
「理科=横這い」
「国語、英語、社会=上がる」
となると全体的に少し上がる予測ではあります。
兎にも角にも受験生の皆様、
2日間の激闘お疲れ様でした。
今夜はひとまずゆっくりお休みください。
城南コベッツ 京成中山教室です。
昨日に続きまして...
千葉県公立高校入試の平均点予想です!
◆2日目 理科、社会
理科【予想平均点:60点(昨年60.7点)】
大問1は知識を問う小問集合
大問2は「いろいろな気体を発生させて性質を調べる実験」
大問3は「光合成の働きを調べる実験」
大問4は「電流と磁界の関係を調べる実験」
2,3、4の実験は比較的オーソドックスなものであり、
問われている内容も決して難しい部類はないです。
大問6ばねとビーカーを使った力の問題は少し面食らう実験内容ですが、
落ち着いて実験の目的を理解し臨めば設問自体はそこまで難しくは
なかったかと思います。
大問7「天体(皆既日食)に関する会話問題」
大問8「金属の酸化実験」
ここも3年生内容の為、身構えますが難易度は例年並みです。
(化学式の問題だけ戸惑いそうな形でしたが...)
出題の幅が広く、問題数も多いですが、
対処できないほど難しいという問題は非常に少なく、
全体的にある程度対策が進んでいれば、取り易い印象はあります。
社会【予想平均点:58点(昨年54.5点)】
ほぼ地理、歴史、公民が各大問にはっきり分けられており、
複合していたのは大問1にほんの少しといったところです。
問題形式として例年難しめなのが...
①文章記述問題
②時系列並べ替え問題
③資料読解問題(資料=表、グラフ、地形図)
この3つです。
今回の問題数及び配点としては...
①文章記述問題=3問/32問(4点×3問=12点)
②時系列並べ替え問題=2問/32問(3点×2問=6点)
③資料読解問題=7問/32問(3点×7問=21点)
それ以外はストレートに知識を問う問題と言っても良いかと思います。
文章の正誤選択問題も①~③以外は判断基準がその項目の重要知識という
問題ばかりです。
特筆は③資料読解問題の多さです。
大問8つの内半分以上の5つに最低1問配置されています。
100点中21点、実に五分の一がこの形式です。
表やグラフは国や都市、項目、量、割合を細かく見て慎重に
回答する必要があります。
計算が必要な問題は大雑把に計算すると勘違いしてしまいそうな
微妙なラインの数字設定も見られました。
慎重さと正確さが問われます。
また、大問2の(4)は地形図の内容に関する正誤判断と
縮尺を基に面積を求める問題です。
この問題は地図記号や標高、方角の正確な知識を基に
正誤判断するので解答に必要な知識も多かったと思われます。
②時系列の並べ替えは2問とも比較的シンプルなもので
同系列の問題の中では取り易い方かと思われます。
並べ替え問題は「年号暗記」が一番手っ取り早く、
効果的ではありますが、
「重要用語同士をしっかり結び付けておく」
というのも使える手です。
例えば...
大問5の(4)では選択肢4つから第二次大戦後の出来事を3つ選び
それを並べ替える形式でした。
国際連盟発足の年号を正確に覚えておけば、それは戦前の話と容易に判断できますが、
「国際連盟は第一次世界大戦下でこの様な最悪の戦火を防ぐため、
各国が国際協力体制を取り世界平和の実現維持を目指す目的で作られた」
という風に関連事項と結びつけられていれば年号が思い出せなくとも同様の判断
ができます。
①記述問題は大問4の(4)鎌倉時代の相続問題が難しかった様です。
鎌倉時代当時の土地の扱いをイメージできるかがカギでした。
「領地が米を産みそれが財力になる」わけですから、
相続で分割され狭くなればそれだけ米の収穫高は減り、
一人当たりの利益が下がるのです。
ただ、全体的に難解な知識を問う問題は少なく
全体的な難易度としては例年並みかほんの少し易しいといったところでしょうか。
5教科平均点全体の昨年比は...
「数学=下がる」
「理科=横這い」
「国語、英語、社会=上がる」
となると全体的に少し上がる予測ではあります。
兎にも角にも受験生の皆様、
2日間の激闘お疲れ様でした。
今夜はひとまずゆっくりお休みください。