京成中山教室のメッセージ
【高校受験生必見!】千葉県公立高校受験 2025年2月入試までに意識して押さえるポイントはここ!【社会編】
2024.11.19
こんにちは。
城南コベッツ 京成中山教室です。
千葉県公立高校受験に向けて...
ラスト5回目は社会です!
千葉県公立高校受験
2025年2月までにここを意識して押さえる!
【社会編】
◆総合問題12点分、地理・歴史31点分、公民26点分
特に記述は8~15%と低い正答率!
大問1・・・総合問題→12点
大問2・・・地理:日本地理→15点
大問3・・・地理:世界地理→16点
大問4・・・歴史:前近代史→16点
大問5・・・歴史:近現代史→15点
大問6・・・公民:国民生活の経済・社会→10点
大問7・・・公民:日本の政治制度→10点
大問8・・・公民:国際社会→6点
全体の構成を見ていくと...
「地理」「歴史」「公民」3分野から
バランスよく出題されています。
特徴的なのは、大問1!
伝統的にここでは3分野の総合的問題が
出題されます。
以前は、ここに千葉県にまつわる問題が出ましたが、
最近は必ずしもそうとは言えない場合もあります。
各分野の出題で特筆すべきは...
①現代社会が抱える課題に対する関心や理解程度を見る問題
②資料を活用し、社会的な事象を判断・分析する問題
③社会的事象について、自分の考えを表現する力を見る問題
④歴史においては、総合問題と歴史単独問題双方で並べ替え問題
これら4つが挙げられます。
【平均点や正答率】
2024年度の社会の平均点は57.5点で、
前年よりも3点高くなりました。
公民の国際社会分野の出題では、
正答率が71.6%と高く、
同じく公民の国民生活と経済社会の分野は、
44.1%と正答率は最も低かったです。
正答率の観点からすれば、
・地理(世界)
冷帯地域のくらしについての工夫についての記述(8.2%)
・歴史(日本)
鎌倉幕府の衰退に関する記述(11.2~16.1%)
・公民
財政政策に関する記述(13.8~15.8%)
・歴史(世界)
1960年代以降の世界のことがらの並べ替え(24.3%)
などが、低かった問題です。
また、総合問題の環境アセスメントに関する問題は、
正答率は53.1%でしたが、
無答率も28.1%と高い結果となりました。
【社会の教科特性】
英語・数学・国語は積み重ねの学習であるのに対し、
社会は分野学習・単元学習が十分に機能する教科です。
英数国は小学校、中学1年と習った内容が土台となって
2年生の内容、3年生の内容が成り立つイメージです。
社会は「歴史」「地理」「公民」と3分野に分かれており、
それぞれ学習領域の関連性は薄いです。
したがって、分野別に「ブツッ!」と切った学習をしても、
学習した分だけ対応力が増していくのです。
地理は苦手だけど歴史は得意!!
そんな生徒さんもいるでしょうし、
歴史より公民のほうが覚えやすい!
という生徒さんもおられることでしょう。
それでも好きな分野の攻略+αで
十分に点数化できる教科と言っても過言ではありません。
まぁ確かに覚えることは多いです。
暗記していなければそもそも答えられない問題が
結構多くあります。
対して...
【読み取り問題の増加】
・地形図の読み取り
・図、表の読み取り
これら出題は、基本的な知識を踏まえた読み取りであったり...
知識を全く問わないタイプの読み取りもあるのです。
地形図は千葉県で毎年必ず出題されている鉄板問題です。
図、表の読み取りは、なんと7問も出題されているのです!!
↑
こちらの問題は、
「ロシア、中国、インド、ブラジル、南アフリカ共和国、日本の
発電量、一人あたりのGNI、温室効果ガスの排出量及び
一人あたりのCO2排出量」
に関しての資料を読み解く問題です。
選択肢に書かれた内容は難しくありませんが、
一部計算処理が必要な選択肢もあるため、
解くまでに少し余計に時間がかかると思います。
このような資料読み取り問題には...
必ずヒントが隠されていると思ってください!
ぱっと見の瞬間イメージでうわっ難しそう...
と圧倒されてしまうかもしれませんが、
気を取り直してしっかりと丁寧に
図や表のポイントが何なのかを読み取っていきましょう。
選択肢も冷静に紐解いてみてください。
【文章記述問題の成否は高得点をとれるかどうかにつながる】
2024年度も3題の記述が出題されました。
おそらく2025年度も記述が減ることはないと思われます。
理由は...マークシート方式になったからです。
マークシートになったことで、
他の問題への負荷が減少した分、
記述でリカバーしていく必要性があるからです。
つまりは、高得点を狙う=上位校を受験する場合、
その成否が重要になってきます。
↑例えば このような記述です。
ロシアの住宅についてまとめたレポートの一部です。
文中の空欄に当てはまる適当な内容を
「永久凍土」「建物」の二つの語を用いて
20字以内で答えるという問いでした。
「ロシアなどの冷涼な地域では、
建物から出る熱が□□□□ことを防ぐために、
高床になっている住居が見られます」
この空欄の中に20字以内で説明です。
いかがでしょう。
単純に用語を知識として覚えているだけではなく、
その用語の背景やその影響について
少し深く学習しないと回答が難しいような問題です。
【時事問題にも目を向けておこう】
千葉県公立高校入試では毎年...
時事問題が出題されます。
今年は新紙幣が発行されました。
ということで、少なくとも千円札、五千円札、一万円札に描かれた
歴史上の人物たちの名前、功績などは把握しておきましょう。
他にも...
初めて発令された南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)
の発表であるとか...
日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞!とか...
マイナス金利の解除などもありましたね。
また、スポーツの祭典であるオリンピックやパラリンピックといった
の出来事も大変重要です。
【社会の効果的な学習法】
社会を「学問」として捉えると、
覚える内容が多すぎて面倒!
こうなってしまいがちです。
覚えようとするから嫌になるのです。
覚えなくちゃいけないという呪縛を
拭い去ってください。
単元学習がかなり効果を発揮しますから、
たくさんある単元を分けて考えていきましょう。
その際、有効なのはワーク系教材です。
●地理は...必出の「地形図」と資料読み取りに注力
(資料集を活用しよう)
●歴史は...全体の流れを押さえるために教科書の流し読みが効果的!
●公民は...より近現代の内容なので重要語句をしっかり覚える!
●スマホのyahooニュースを毎日チェックし出そうな時事を覚える!
【平均点推移】
R3年・・・57.7点
R4年・・・56.3点
R5年・・・54.5点
R6年・・・57.5点
このように社会の平均点は比較的安定しています。
R6年で一番平均が高かったのが理科の59.1点、
次いで社会の57.5点です。
理科同様、得点ソースにできる可能性が高い教科ですし、
やればやるほど点数が上がる実感が
確実にもてる教科でもあります。
城南コベッツ 京成中山教室
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