城南コベッツ京成中山教室

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2024.02.03

こんにちは。

城南コベッツ 京成中山教室です。

前回に引き続き、今年の千葉県公立高校に関してまとめていきます。


◆第一学区、第二学区の要注意校は...?

まず第一に県立千葉、県立船橋は言わずもがなですが、
その次に当たる千葉東、薬園台辺りは要注意です。

例年トップ校(県立千葉、県立船橋)は毎年人気が集中し、
倍率が高くてもそれほど下がらないパターンが多いですが、
それでも全く下げる人が居ないということはありません。

ではどこに下げるかと言えば...

そう...千葉東薬園台といった高校になります。

では初めから千葉東や薬園台などを志望していた人は...?

上位校であった県立千葉や県立船橋を志望していた
レベルの生徒と戦う必要が出てきます。


学力面で上位校層の受験生が合格圏内に残る可能性は高いです。
そうなると減った枠を元々の志願者同士で競わなければなりません。

この様な場合...
一番怖いのが「ギリギリ受かるかどうだろうか?」という
学力の受験生なのです。

他の人気が集中した学校と、そこと近いレベルの学校にも言えます。

例えば...
幕張総合は、1月志願状況では1.83倍です。
一方で幕張総合と近いレベルの千葉西1,18倍です。

第二学区で言えば国府台0.96倍です。

こうした中堅どころで倍率が比較的低い学校は、
上からも下からも狙われます。

幕張総合が要注意なのは変わりませんが、
千葉西や国府台も確実にここから増えるでしょう。

また制服が変わり人気が高まっている船橋芝山(1.75倍)と、
レベル的には近い市川東(1.00倍)は、立地などの条件もありますが、
市川東に変えてくる動きも間違いなく出るでしょう。

いかがでしょうか?
「今自分の志望校は低いから大丈夫」

というのは大してあてになりません。
むしろ...
低い学校ほど、レベルの近くて倍率の高い学校から流れてくる
層に狙われます。
そうすると実力も入り混じることになるので、
合格ギリギリの層は危険、と言えるのです。

「これくらいの成績ならギリギリ合格できるだろう...」
という打算めいた目測はこういう事態になると脆くも崩れます。

最後の最後まで出来る事を最大限、全力でやり切ることが重要だと言えます。


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城南コベッツ 京成中山教室
☎ 047-711-4044
maill:covez_keiseinakayama@johnan.co.jp


2024.02.02

こんにちは。

城南コベッツ 京成中山教室です。

正式なものではありませんが、 千葉県公立高校入試の1月進路志望調査の結果が出ました。

◆志願変更で倍率はどのくらい変わる?

ここから実際の願書提出と、その後倍率が出てから志願変更が1度あります。
倍率が高くなっている学校は下がり、逆に1倍を下回っている学校は狙い目だと
判断し希望者が増える流れが出てきます。

では「志願倍率2倍の学校が下がって1.5倍といった程度まで下がるか?」
と言われればそれも考えにくいです。

あくまで1月時点での進路志望なので、これまでの模試結果などで下げようと判断した人は
既に下げた上というのがほとんどかと思われます。
ですから、ここから大きく数値が動くということは想像しにくいです。

◆各学校にみる今年の志願傾向の変化

制服の変わる船橋芝山はこれまでの1.2~1.4倍程度から
今回の進路志望調査では1.75倍と大きく伸びました。

例年、制服の変更は志願が集まる傾向にあります。

また県立船橋、薬園台など上位校に人気が集中し、中堅~標準校は倍率が低めに出ています。

◆決して「定員割れ=無条件で合格」ではない

一部、定員割れを起こしている学校も見られます。
ではこちらが100%安全かと言われるとそれも間違いです。

定員割れを起こしていても、不合格になる可能性はあります。

定員割れを起こした場合は本試験後に二次募集を行いますが、
あまりにもレベルが合わないと判断された生徒を定員割れを起こしているからと
合格にするよりも、そういった生徒はふるいにかけて二次募集で改めて募集した方が
高校側としては安心です。

そのため、「定員割れ=無条件で合格」ではなく...
きちんと合否のラインは決められています。
そうでなくとも、倍率を見て下のレベルに下げる、
という生徒さんは倍率の高い学校ほどあり得ます。

上位~中堅校にこの動きは多いです。
そのため、中堅校で合格率60%くらい?というランクにいる生徒さんほど、
その一つ上から下げてきた生徒さんに押し出される形で
不合格になってしまう危険性が高いです。

◆志願倍率も模試の判定もあくまで指標...本番に絶対はない!

成績的にも倍率的にも、合否共に本番に絶対はありません。
今出来ることは、本番でどれだけひねった問題が出たとしても、
それに対応できる実力を最後の最後まで養うことです。

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結局本番で信じられるのは自分の実力しかありません。

倍率を見て一喜一憂する気持ちもよくわかりますが...
他の志願者よりも良い点数を取れば良いですから、1点でも多く取れるようラストスパート!
全力で最後の追い込みを掛けましょう。

城南コベッツ 京成中山教室
☎ 047-711-4044
maill:covez_keiseinakayama@johnan.co.jp



2024.02.01

atama+はAIを用いた学習システムです。

AIを活用した「人間では不可能なレベルの分析力」で、
個別指導以上のオーダーメイド学習を実現します。

一人ひとりの正解や間違い傾向を分析し、最短で出来る!に導きます。

タブレット学習は効果があるのか心配...
初めは良くても、続かないんじゃないか...

そんな保護者様もご安心ください。

教室では、人間の先生がサポートします。
最先端技術×人の管理による「究極の面倒見のよさ」。
塾の学習は、今や親世代の「勉強の常識」の先へ進んでいるのです。


1.最短でテストの得点が上がる。「自分専用カリキュラム」

atama+は生徒一人一人の理解度や、生徒さん本人も気づいていない弱点、ミスの傾向などを蓄積、分析していきます。

これまで培われてきた数百万時間以上の学習データをもとに、カリキュラムを作成していきます。

単元の学習内容も、得点UPに必要な内容をぎゅっと凝縮したもので、そこから更に
分かっていない必要な単元を優先的に学習していきます。

そうして今までの感覚では、「試してみたけれど効果が出ない勉強」が続いてしまったのが、
atama+は、AIの力でそれをなくします。無駄がなく、効果のある学習を進めます。
だから、最短で成績が上がります。
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2.理解できてる?今の勉強量で大丈夫?すべて「見える化」。

「今、どの単元をどのくらい理解できているか」
「定期テストや受験など目標に向けてどのくらい進んでいるか」
「目標達成までに、あと何時間くらい必要か」など、
atama+は、すべてデータで見える化します。
自分の現在地が正しくわかります。
そうして、「勉強はしているけど、しっかり理解できているのか」
「この調子の勉強で、試験や受験は大丈夫?」
といった不安を無くしていきます。
教室と進行状況を共有しながら学習を進めていけます。

通常の塾だと、テキストなどの進み具合で学習を管理していきます。
atama+では、そういった学習データの蓄積が得意です。
終わった単元、まだ学習していない単元、学習中の単元も、全て見えます。
今どこまで終わっているかも、あとどれが必要かも、すぐ分かります。
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3.つまずきの原因を解決。「何度やっても解けない」をなくしていきます。

例えば2次方程式が苦手な生徒さんが、克服のために2次方程式の問題演習をひたすらやる。
しかし、いつまでたっても出来るようにならず、分からなくて勉強が嫌になる...

そんな勉強をしていないでしょうか。

それではいつまでも成績は伸びません。

実は、分からない根本原因は、ほとんどの場合もっと前にやった単元の理解不足です
(2次方程式ならば、因数分解・1次方程式・正負の数など)。

しかし、人間の講師の先生が生徒さんを見ていきなり「ああ、あなたは1次方程式が分からないから解けていないですね。」
と的確に弱点となっている原因を見抜くことは困難です。
または、その原因を辿るためにこの問題、この問題とどんどん遡って問題を解かせていく必要があります。
そういったことから、これまで人間ではその発見が非常に困難でした。

atama+は、AIがここを克服しています。
最新のAIでこの原因を素早く特定し、短時間、かつ根本にさかのぼって弱点をなくし、
「何度やっても解けない」をゼロにします。

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例えば中学3年生で部活動が終わりこれから受験勉強に打ち込もう、と思ったり、高校1,2年生で部活動真っ盛り、
でもこれまで勉強は二の次だったため、そもそもどこが苦手かすら分からない。
とりあえず今学校で進めている単元を勉強しようと思っても手も足も出ない。
そういった生徒さんは、どこから勉強すればいいかも分からないと思います。

そんな時、atama+で今学習している単元を学ぼうとしたとき、
atama+にはその単元に必要な単元が分かっています。

初めに確認問題が出ますが、それと同時にその単元を学ぶのに必要な単元の問題も出題されます。

その出来具合によって、必要な前提単元から段階を踏んで提示してくれます。

先程2次方程式を学習しようとしたとき、因数分解や1次方程式、正負の数が必要だとお話しました。

atama+では2次方程式を学習し始めようとすると、2次方程式の問題が出て、因数分解、
1次方程式、正負の数の確認問題も出てきます。
そうして2次方程式が分からなかった、というだけでなく、
因数分解が出来ている出来ていない、1次方程式が出来ている出来ていないの判断がなされます。

かといって、確認問題だけでずっと時間が取られるわけではありません。

方程式の問題を学習する時に、図形の問題を確認されることはありません。
あくまで必要な単元だけを提示して進んで行きます。

その結果から、どこがつまずきの原因なのかを特定し、必要な単元から学習が始まります。

4.一人ひとりに、きめ細かく「診断⇆講義⇆演習⇆復習」のサイクル。

「講義を受けているだけ」「問題を解いているだけ」、それでは成績は伸びません。
大切なのは、リアルタイムで生徒の理解状況を診断し、常に一人ひとりに合った学びを提供しつづけること。

atama+は、診断⇆講義⇆演習⇆復習を行き来します。

その学習パターンは、実に1億通り以上。

その中からベストの学びを、常にAIが人間にはできない精度で判断します。
まさに個別指導以上の"超"オーダーメイド学習と言えます。

決してその生徒さんが解けないレベルの問題を延々と出されることはありません。
分からない問題は講義が入り、解説動画や暗記項目から覚えるべきことを整理していきます。

既に出来ている単元は、確認が済めばすぐ演習に飛びます。
そしてそれははこれから学習しようとする単元も確認に含まれます。
もしこれから学習しようとする単元が分かっているならば、すぐ演習問題に飛んで、
それも出来ていれば素早く合格となります。
そうして分かる問題は次々と進んで行き、分からない単元が出てくるまでどんどん確認は進んで行きます。
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5.必要なことを、必要なだけ学ぶから、伸びるスピードが違う。

学校でも塾でも、ほとんどの生徒は「易しすぎる問題」か「難しすぎる問題」をやっています。
もう出来ているから、全く分からないから身にならない。
無駄がとても多いのです。

学習レベルの最適化、それはAIの独壇場。
一人ひとりに合わせることで、ムリなく、従来の数倍のスピードで学びを進めている生徒がたくさんいます。
生徒の満足度は98.5%。
「分析もなく、わかるまで問題を解き続ける」「テスト範囲を全部、イチから復習する」。
そんな勉強は過去のもの。
atama+は「必要なことを、必要なだけ、ピンポイントで学ぶ」。だから、最短で伸びるのです。
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AIを使って先生がフルサポート。究極の面倒見のよさ。
AIを活用することで、先生は今までは不可能だった水準で生徒を理解できます。
一人ひとりの「単元ごとの理解度」「テスト範囲の習得に必要な学習時間」「宿題をいつどのくらいやったか」など。
AIの手助けによって深い情報を得ることで、生徒に寄り添いながら、本当に必要なサポートができます。
学習計画の立案や、ノートの取り方などの学習方法の指導、モチベーションをあげる日々の励ましまで、
AIではフォローしきれない内容は人間の先生が具体的に支えてくれるので安心です。

生徒の状態を常に把握。常に「考えている」状態へ。
授業中は、講師用タブレットを通じて全生徒の学習状況がリアルタイムで先生のもとへ。
先生はそれをもとに一人ひとりの困りごとを把握し丁寧にサポートします。
たとえば、ある生徒が「この問題で3分以上手が止まっている」「この問題に平均より大幅に時間がかかっている」
「解説を読み飛ばしている」などの情報が入ってきます。集まる情報は実にさまざまです。
生徒が自分から言いだせなくても、学習状況から的確にサポートします。
生徒が「固まっている」時間を無くし、常に「考えている」状態を生みだします。
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塾だけでなく「家での勉強」までサポート。
塾に通っても、授業はたいてい週2日程度。
それ以外の日は家庭学習ですから、実は、塾以外の勉強時間の方が圧倒的に多いのです。
atama+は、塾での学習データをもとに講師の先生が自宅や自習室の勉強までサポート。
「塾で何をやり」「家・自習室では何をやればいいか」トータルで考えてくれます。
講師がいつも進み具合を見守って支えてくれる。勉強をまるごとサポートしてくれる。
「家では勉強を見られない」とお悩みの保護者の方々も安心です。

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atama+の宿題もatama+homeという専用のツールからオンライン上で自動的に宿題が出せます。
宿題の内容はその日学習した内容を基に自動作成。
だから宿題として確認したい、復習したい内容を凝縮。
またその間違い状況は次回のatama+の学習に反映されるので、
間違えた問題はそのままにならず、もう一度確認や解説に繋がります。
だからやりっぱなしにはなりません。

教室でも、1年生の内容から復習しなければならないという生徒さんも、分からない箇所から戻って学習を始めたら、みるみると実力が伸び、学校で進めている範囲まで追いつくことが出来ました。
初めは時間が掛かりますが、出来る単元が増えるほど戻らなくても分かっている単元が増えるので、どんどん学習ペースが上がっていきます。
苦手な生徒さんや苦手意識がある生徒さんほど、その原因を特定するという意味でもやってみてほしいツールです。

これまで勉強が苦手だった生徒さんも、AIの力を活用した学習を始めてみませんか?

2024.01.20

こんにちは。

城南コベッツ 京成中山教室です。

引き続き、2024年共通テストに関する内容です。

「社会の試験問題」
というとどういったイメージをお持ちでしょうか。
内容を知っていれば答えがすぐ出せる...
いわゆる「知識問題」が多いイメージだと思います。

問題文に線が引かれて、それに関連した知識を問う問題のような、
覚えていれば解ける、といったものです。
知っているから答えられる、知らないから答えられないといった知識問題は
今の社会の試験にも確かにありますが...
解法を使ってその場で「解く」
問題が社会にも増えてきました。

そちらについて、今回の共通テストの社会の問題を見ながら解説していきます。

例えば...
【政治・経済】
大問3の問1では付加価値と経済について、財と経済について

問題文の例を読み解いて、付加価値額など当てはめて答える問題が出ました。
財や付加価値という言葉を知っていても、
その算出の仕方を知らなければ正しく解けません。

どちらかと言えば数学に近いタイプの問題です。

同じく政治経済の大問4問5では、宇宙条約の条文を抜粋し、
問題文に事例を挙げて、
条約違反にあたる行為を選ばせる問題がありました。
問題自体はそれほど難しくはありませんが、
およそ教科書に宇宙条約に関する内容が
載っているとは考えにくいです。
法律などの条文と事例を挙げ、違反になるものを答えさせるという点
知識を活かして
その場で判断して解かなければならない出題形式が見られます。

【社会科目全体の傾向】
それ以外の地理や歴史といった社会全般の出題傾向として...
「グラフや史料、地図などを通して、考えられる内容を選ぶ」
といった思考力を問う形式の問題が定番化しています。

地理Bの問題で、とある土地における江戸時代の交易に関する出題があります。
地理にも関わらず、まるで歴史問題のような出題と言えるでしょう。

日本史Bはそれほどグラフや地図を用いた問題は
今年は多くなかったですが...

2つの年の輸入額とその割合を利用した問題があり、
こちらは地理のような出題です。


世界史Bの大問3では交通の発達に関する問題が出ています。
問題文の指定された年代に起こった出来事を答える形式の
問題もありますが、
旅客輸送量に対する仮説を穴埋めする
問題は、
歴史的知識とそこから考えられる内容を考えて
解かなければなりません。


数学の試験となると、問題を見た瞬間に何の公式を使う問題か
分かっても、
社会のいわゆる知識問題のように答えまですぐ浮かぶ、
ということはないと思います。

数学は解法を使って、その知識を基にその場で計算して解く...
という流れがほとんどでしょう。

そういった「知識を基に、考えて解く」性質の問題が、今や社会だけでなく、
もっと言えばどの教科にも増えています。
社会の出題形式が大きく変わらないのを見ると、
こういった形式がこれからの標準と言えるのではないでしょうか。


2024.01.19

(2月12日追記:
こちらの内容に関して追記記事があります)
■2025年共通テスト数学における数学Cの新設とベクトルの続投 情報の科目も増え文系は特に負担増!?


こんにちは。


城南コベッツ 京成中山教室です。

再び、2024年共通テストに関する内容です。


今年度の共通テスト数学については大きく難易度に変化なし、
と言われています。
難易度については、2022年の数学ⅠAの平均点が大きく
下がったというのが
強く印象に残っているという方も
少なくないと思います。


しかし、今年度と来年度は、
1つ別な点において着目してほしい
内容があります。

それは...
「高校学習指導要領の新課程への完全移行」です。


その代表的なものとして、
数学ⅡBにおけるベクトルを例に挙げて説明していきます。

今年度の数学ⅡBでも、大問5にベクトルの問題が出題されています。
例年出題されているベクトルですが、共通テストでのベクトルの出題は、
今回限りで無くなる可能性が非常に高いです。

それは何故か?

まず、2022年度より高校において学習指導要領が新課程に変更となりました。
新課程では、ベクトルの単元は、数学Bから数学Cに変更となります。

では、
「今は2023年度にも関わらず今もベクトルが出題されているのはなぜ?」

という疑問が出てくると思います。

その理由は、2022年度からの新学習指導要領は、
新高校1年生より順次適応されていました。

つまり、現高校2年生の世代から実施されており、
その1年前の現高校3年生(つまり、今年共通テストを受けた代)は、
以前までの学習指導要領の内容で学習を行っていたのです。
そのため、今年まではベクトルが出題されていました。

しかし、来年度からベクトルが数学Cで学習する単元となるため、
教科としては数学ⅠAとⅡBまでとなる共通テストから、
ベクトルの出題が無くなると考えられるのです。

また、新課程ではベクトルが数学Bから数学Cに移行になったとして、
その代わりに何が入るのか?という疑問があるかと思います。

ベクトルの代わりに「数学と社会生活」が新課程の数学Bに折り込まれています。
旧課程における数学活用にあった「社会生活と数学」と「データの分析」をまとめて
「数学と社会生活」という名称となっています。

少なくとも...
「ベクトルが廃止され、その代わりの単元が入ってくる」ことは間違いないでしょう。

しかし、この数学と社会生活が必ずしも来年度以降の共通テストで出題されるとは
限りません。

それ以外にも、新課程への移行に伴って傾向が見直される大問も
出てくることでしょう。

これは、数学以外の教科にも言えます。

ですので、来年度以降の共通テストは、
「新課程の学習指導要領を要チェック!」です。

新受験生にとっての試験準備は、既に始まっていると言えます。