2023.03.15
城南コベッツ 京成中山教室です。
3月に入り2週間が経ちました。
まだ夜間は少し肌寒いですが、昼間は非常に暖かく天気も良い日が多いです。
そうなってきますと猛威を振るい出すのが...「花粉」
お悩みの方、多いのではないでしょうか?
私もその一人ですが、今年は特に症状がひどい気がします。
目のかゆみに鼻水、くしゃみ...ひどい時には微熱も出ます。
日常生活で集中力とやる気を奪っていく「花粉症」
まさに生徒さんの勉強の大敵ではないでしょうか
①花粉シーズンは結構長い!
一口に花粉症と言っても、原因になる植物は様々です。
代表的なものはやはり「スギ」や「ヒノキ」です。
2月~4月の所謂「春花粉」はこれらが原因であることがほとんどです。
では花粉症のシーズンは春だけでしょうか?
春は「スギ」や「ヒノキ」といった「木本植物」から大量の花粉が飛びます。
夏に入ると「木本植物」の花粉散布は沈静化しますが...
今度は「イネ」「ブタクサ」「ヨモギ」といった「草本植物」が花粉を飛ばします。
8月終わり~10月の所謂「秋花粉」の季節はこの「草本植物」が主役です。
11月~1月は冬の寒い季節ですし、一見すると花粉症とは無縁に見えますが...
実は「スギ」の花粉は夏~秋のインターバルを終え、10月終盤から少しづつ飛び始めます。
つまり、飛散量の差こそあれ、「関東では1年中何かしらの花粉が飛んでいる」
という事になります。
中でも2月~5月の「春花粉」、8月~10月「秋花粉」は飛散量が多く症状が出やすいので
対策をしたいところですね。
受験生にとって「受験に向けて勉強量が増やせる状態になる8月~9月」と
「試験本番が集中する勝負の2月」が花粉のシーズンというのも迷惑な話です。
②花粉症に対して心掛ける事
◆まずは加湿&保湿!
のどや鼻の粘膜が乾燥すると炎症が起こりやすくなります。
のど飴や濡れマスクで鼻や口の中を保湿しましょう。
加湿器で部屋を加湿すると鼻腔や口腔内の保湿もできる他、部屋に入ってきた花粉を
舞い上がらせにくくする効果もあります。
◆目のかゆみにはこすらず冷タオル!
目のかゆみは冷タオル等でしばらく冷やすと軽減されます。
こするとさらにかゆくなるのでNGです。
◆規則正しい生活を心がける
生活リズムが崩れると、免疫バランスが乱れてしまい、結果花粉症の症状を悪化させる
ことがあります。
特に受験期間や定期試験前等は勉強の為に夜更かししがちなので、意識して規則正しい
生活をするようにしましょう。
③受験生にとって重要な健康ケアポイント
「腹痛」「頭痛」「鼻炎」
この三つに関しては受験生の大敵ですので、特に日頃からケアしておくべきところです。
特に「頭痛」と「鼻炎」ですが、気候変化により引き起こされることが多い上、緊張感が
長く続くことでより症状が重くなったり、頻発したりします。
鼻や目の花粉症の症状がひどくなり、頭痛が引き起こされるといったこともあります。
せっかく猛勉強して実力を蓄えても、こうしたわずかな体調不良を放っておいたことで
実力が十分発揮できなかったという生徒さんはたくさんおられました。
④一番確実なのはやっぱり専門医の受診
花粉症と言うと軽視されがちです。
民間療法や市販薬による症状の緩和は一時的に効果はあるかもしれません。
ですが、やはり受験という一大決戦を控える身となるとその場しのぎの症状緩和を繰り返す
のはあまりお勧めできません。試験当日に自分の実力を100%発揮できるようにできるだけ
早く専門医を受診し、しっかり対策することが必要でしょう。
来年、受験を控えている新3年生の皆さんはもうすぐ「1分1秒を惜しんで勉強しなきゃ!」
といった状況になります。花粉症なんかで貴重な勉強時間を削られたり、試験の邪魔をされ
てはたまったものではありません。
花粉症は甘く見ず、早めの対策を是非!