北小金教室のメッセージ
振り返ってみよう、2024年度 私立入試トピック|個別指導の塾 城南コベッツ北小金教室
2024.05.10
2024年度の私立入試を、ちょっと振り返ってみました。
相変わらずの私立人気で、公立離れが止まらない現状です。そのため定員調整する学校が増えています。
私立入学確定者は前期入試で98.1%、後期入試(一般入試)で1.9%という結果で、上位校以外は、ほぼ推薦で席が埋まります。このことから3年1学期の内申がどれだけ大切かがわかると思います。
では、なぜ定員調整するのか?
現在県内16校が40名以上の定員超過していて、100名超が8校もあるのです。
これは結構マズくて、いい加減にしないと教育委員会から指導を受けることになるようです。
(指導を受ける=補助金などの大人の問題が出る→それは困る)
それがあって3年前から併願を取りやめたのが<二松学舎柏>です。→某新設校対策でやりすぎたことが原因?
いいかげん怒られそうなのが<日体大柏>で、現高3生在籍409名、現高2生在籍562名(どちらも定員は360名)と、「教師足りているのか」ってぐらい大幅に超過していました。ただしR6年度受験生(現1年生)は内申加点制度変更もあって、在籍数減だと思います。
※私立高校も、何も好き好んで定員調整しているわけではないと思います。だって「生徒×授業料」の営利団体なので、生徒は多いに越したことはない。しかし空き教室と先生の余裕がない以上はどうにもならないのです。特に先生不足は深刻で、校長や副校長が授業実施している学校も少なくないようです。
そのようなわけで人気校をはじめ、定員調整をしているのです。
方法は「推薦基準を上げる」「内申加点を見直す(減らす)」または「併願推薦を取りやめる」です。
2004年度は内申オール3で併願とれる高校は1校減り県内に5校しかありません(つまり、ほぼ選べません)。近年はオール4(5教科)が一つの基準となってきています(高基準化といいます)。
では近辺の主たる学校の志願者情報(未確認も含む)です。
<専松> E類が約100名減だが、A類が約100名増でトータル的に安定している。ちなみにE類のほうが上位です。
<芝工> 約100名減(特に女子が減)。ただし合格者を昨年より絞ったため、厳しい入試になった。
<麗澤> 志願者減。伸び悩んでいる模様。チャンスかもしれない。
ここからは条件を厳しくして志願者を絞った学校。
<秀明八千代><昭和学院><西部台千葉(進学)> 今回基準を引き上げた。ってことは最近志願者が増えたのでしょう。ただ秀明八千代はこれ以上引き上げることはしないようです。
<東葉> 併願取止めた結果100名減と成功している。
そのあおりを受けて、基準を下げていないのに勝手に志願者増。
<千葉商大(総進)>357→439と82名増(推薦基準が5科20必要にもかかわらず)
<中央学院(進・併願)>821→947と126名増!・・・野球部人気もあるかもしれない。
そして通信制高校の志望も変わらず増えており、なんと募集を締め切った高校もありました(クラークの一部学科、東京文理学院)。一昔前までは「願書出せば必ず合格」だったのに・・・。
では、不人気の公立高校は入りやすく、楽になったのか?それについてはまた今度!
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