松戸新田教室のメッセージ
計算ミスをしないためのポイント
2022.06.15
入試で計算ミスをしてしまうと、合否に影響してしまうことがあります。
正確・迅速な計算力を身に付けるためには、日々の計算練習が重要ですが、これを軽視してしまう人が多いようです。
ここではよくある計算ミスの原因をお伝えします。
ぜひ日々の計算練習にお役立てください!
①過去に学習した「計算ルール」が定着していない。
小中学校では、学年が進むにしたがって、新しい計算ルールを『積上げ方式』で学んでいきます。ですから過去に学習した計算ルールが曖昧だと、現在学習している計算ルールも理解できなかったり、曖昧になってしまうのです。この場合、曖昧になっている学年まで遡って、そこからしっかり定着させることが必要です。
例えば、中学2年で習う『連立方程式』で計算ミスが多い場合、単なるケアレスミスでなく、中学1年で習う『1次方程式』が曖昧になっている可能性があります。
②途中式を書いていない。
計算を正確に出来るようにするためには、途中式をしっかり書くこと大切です。
大手計算教室の生徒は、暗算でやる習慣(クセ)がついていますが、これは早急に途中式を書くように矯正しましょう。
また一見、途中式を書いていても、必要な計算式が省略されていては、計算ミスは直りませんので注意が必要です。
ポイントは、1行1行省略せず、丁寧に書くことが大事です。
例えば、分配法則と移項を同時にやるなど、1行に2つのことをやってはいけません。
1行に1つのことだけをやるように徹底してください!
③時間が足りない。
テストで時間が足りないと焦ってしまい、計算ミスを誘発してしまいます。
時間を計測して、計算練習をすると良いでしょう。
例えば、1回目は1ページ10分、2回目は1ページ8分など時間を決めてテスト形式で問題練習すると計算スピードは上がります。
もちろん、必要な途中式は省略しないように注意してください。
④見直しをしていない。
大問1つごとに、または1ページごとに『見直し』をし、『答え合わせ』もしてください。
※学校ワークや計算ドリルを答え合わせをしないで進めてしまう人がいます。
答え合わせをすることで、正しく理解できているかどうか確認することができます。
また、もし間違えて理解している場合は、すぐに理解を修正することができます。
⑤字が汚い、行間を詰めすぎる。
分数は2行で書く、しっかり余白を取るなど、ノートは贅沢に使ってください。
ノートをケチって詰め詰めで計算練習をすると、せっかく勉強しても効果が半減してしまいます。
⑥転記ミス
上記①~⑤をできていても、計算ミスをしてしまうことがあります。
それは『転記ミス』です。
途中式も1行1行丁寧に書かれていても、転記ミスをしてしまうと正答できません。
転記ミスが多い人は、普段の計算練習から転記ミスをしないように、意識して練習しましょう!