2021.11.24
つまり、デジタル本や教科書をただ子どもに与えるだけでは不十分なのです。デジタル本も教科書も、それ自体が効果を保証するのではなく、それをどのように使うかが重要なのです。デジタル本を使うときには、大人が一緒に本の内容について子どもと話し合ったり、子ども同士で学習のプロセスを共有する機会を設けたりするなど、デジタル本・教科書をインタラクティブ(相互作用的)に、かつ方略的に使う指導が大切になってきます。
(「教育新聞」2021年10月3日掲載記事参考)
<編集後記>
親世代のころにはなかった課題が今は存在しています。情報があふれ、簡単に手に入るようになった一方、不確かな状態で発信されるものや、悪意を持って流される誤情報など情報の取得はその取捨選択から読解まで子どもたちに降りかかっています。記事にもある通り、自然に見極めや読解の力を身につけることを期待するのは酷と言えるかもしれません。
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