2021.11.03
025年の大学入学共通テストの出題教科に初めて加わる「情報」について、文科省は9月29日、既卒者に対しては同年に限り、別の問題を出題する運用にすることを発表した。現役の受験生が学ぶ新学習指導要領の「情報Ⅰ」と、現在の学習指導要領の授業内容が大きく異なることに配慮した措置。また、「地理歴史」「公民」「数学」についても同様に、経過措置科目を出題することを明らかにした。
25年の共通テストに加わる「情報」を巡っては、新学習指導要領の「情報Ⅰ」でプログラミングが必須となっているのに対し、現在の学習指導要領で選択する「社会と情報」「情報の科学」のうち「社会と情報」には含まれていないなど、授業内容が大きく異なっており、大学入学者選抜協議会で対応を協議していた。(「教育新聞」2021年9月29日号掲載記事参考)→続き