八千代緑が丘教室のメッセージ
■千葉県高校入試制度 授業料だけじゃない! 世帯収入別高校でかかるお金 かんたん解説
2024.03.19
新3年生の皆さんは、受験まで1年を切りました。
そろそろ志望校を決めよう、という方も多いと思います。
今回は
塾や学校の先生になんとなく聞きづらかったりする
千葉県の高校入試、本当にかかるお金について、説明します。
受験校を迷われている方は、是非参考にしてください。
まず、高校授業料が無料、■■万円補助、などとよく聞きますが、
高校に入学すると、かかるお金は
授業料だけではありません。他にも
入学金
教材費
旅行費
その他(部活動、交通費等)
・
・
・
意外と多くかかります。
※私立について
千葉県のサイトで
補助金を除いた、初年度かかる金額が、学校別にまとめてあります。ご参考に。
令和6年度千葉県私立高等学校初年度納付金/千葉県 (chiba.lg.jp)
こちらは教材費、旅行費、部活動費等は含まれていません。
①千葉県の高校 年間の授業料負担額
国や自治体の補助は授業料のみです。
世帯年収により補助額が変わります。
まず
公立高校の授業料は、年間 118,800円
私立高校の授業料は、年間 366,000円(全日制平均値)
また、 私立年間最大は 522,000円
ここから世帯年収別です、
世帯年収が590万円未満だと、
公立高校の授業料は、完全に無料。
私立高校の授業料は、完全に無料。
世帯年収が590万円から750万円だと、
公立高校の授業料は、完全に無料。
私立高校の授業料は、3分の2を補助。(上限あり)
世帯年収が750万円から910万円だと、
公立高校の授業料は、完全に無料。
私立高校の授業料は、一律118,800円補助。
世帯年収が910万円以上だと、
公立高校も私立高校も、全額負担!
※わかりやすく世帯年収にしましたが、正しくは
「市町村民税の課税標準額×6%-市町村民税の調整控除の額」
より計算されています。
詳細は以下の千葉県のサイトをご覧ください。
令和5年度私立高等学校等授業料減免制度/千葉県 (chiba.lg.jp)
②授業料以外に初年度、負担するもの
国や自治体の補助は授業料のみ
なので、以下のものは、すべて自己負担です。
公立 入学金 5,650円
制服代 5~10万円(体操服なども含む)
教材費 約5万円
旅行積立金 総額約10~20万円(学校により納付時期、方法は違います)
部活動費 約3万円。
部活によって大きく異なる。
ラケットや靴、楽器、遠征費など。
私立 入学金10~30万円
制服代 10~15万円(体操服なども含む)
教材費 約5万円
旅行積立金 総額約10~20万円 留学や海外旅行があるとさらに高額
部活動費 約10万円。
部活によって大きく異なる。
公立よりも負担が大きい。
まとめ
本当にざっくりなのですが、
授業料を除いて、高校初年度は
公立では約20~40万、私立では約50~80万円
の準備は必要、だと思います。
さらに、高校生が塾などにかける、年間学習補助費は、全国平均で
私立高校が19万3945円、公立高校が14万7875円です。
正直安くないですよね。
是非志望校選びの際、ご参考にしていただければと思います。
そういえば、公立に比べてお金がかかりますが、
千葉県では5年ほど前から私立高校の人気が急上昇しています。
来週は、千葉県の私立入試制度について説明しようと思います。
こちらは今年とは大きく変わってくると思いますので、是非ご覧ください。
(3/25更新予定)