勝田教室のメッセージ
パン屋さん
2023.03.21
料理漫画などを見ると、新しい発想の新料理を発明する主人公などが描かれたりしますが、町のパン屋さんの場合は、「常に同じものを作る」能力も求められます。お客さんは、毎日同じパンを食べたくて買いにきます。その日によって、味が違っていたのでは困ります。ところが、パンは、原材料である小麦粉、水、塩、酵母菌のどれかがほんの少し変わっただけで、味が変わってしまいます。そのうえ、気温や湿度などといった天候の要素、また、パンを焼く窯の状態によっても左右されます。普段、何気なく食べている「パン」を「いつも同じ味」にさせるのは、実はすごい努力と技があるのです。