問題 177×416+178×283+179×301=
<ヒント>そのまま計算すると、計算ミスが多発しますので、177,178,179と数字が連続するところに注目します。さらに、
416+283+301=1000というのも利用します。
<解答>177×416+177×283+179×301
=177×(416+283+301)+(283+602)
=177000+885
=177885
※どんな仕掛けなのかと楽しみながら計算すると面白いと思います!
猪苗代湖のそばに、野口英世の生家があります。その生家の石碑には、こう書いてあります。
「忍耐は苦し、されどその果実は甘し」
「忍耐という気を育てるのは、長い期間を要し、その苦労は並大抵ではない。だが、いつ実るか分からないが、必ず実るその味は格別に甘い」と英世は言っています。忍という字は、刃の下に心と書きます。たとえ、刃で脅されても、じっと耐えよという漢字の成り立ちなのです。
データの読み取りが、なぜ入試問題で問われるのか?その答えは、ナイチンゲールが持っています。
ナイチンゲールは不眠不休ともいえる熱心さで、患者たちの看護にあたりました。傷を負った無数の患者たちに包帯を巻くため、
8時間もひざまついていたと言われています。そして、最初の冬だけで2000人もの臨終に付き添い、重体の患者ほど彼女自身が
看護にあたりました。あたりが真っ暗になった深夜、ランプを掲げて院内をひとり巡回する彼女の姿は「ランプの貴婦人」とし
て後世にまで語り継がれることになりました。
しかし、ナイチンゲールは看護よりもずっと大切な「仕事」に着手していました。のちに彼女は、「看護の仕事は、私たちが
果たさねばならない仕事の中で、もっとも重要度の低いものだった」と振り返っています。戦場の兵士たちは、戦闘によって亡
くなるのではなく、劣悪な環境での感染症によって亡くなっていくというのが、ナイチンゲールの結論。それを政府や陸軍に対
して認めさせるために使った武器が、数学であり、統計学でした。最初にナイチンゲールは、クリミア戦争における戦死者たち
の死因を「感染症」と「負傷」、それから「その他」の3つに分類し、それぞれの数を月別に集計していきました。(1855年の
1月の場合、感染症による死者が2764人、負傷による死者が81人、その他が324人)ということで、どんな権力者であろうとも
反論できない、客観的な「事実」を突き付けました。
一休さんが、大きな鐘を指1本で動かしてみせると言います。
「できるわけない」と和尚さんたちに言われていますが、一休さんは最初に指でポンと鐘を押すのです。
そうしたら、ほんのわずかに鐘が動きますので、揺れのタイミングを見計らって、さらにポンと鐘を押します。
それを何十回、何百回と続けると、大きな釣鐘がグワーンと揺れるようになります。初めから大きく揺らすのは
難しいです。しかし、一度揺れ始めると力はほとんど必要ではなくなります。
なんでも「やり始め」がとても大切。一度習慣になってしまえば、大きな財産となります。
アメリカのフロリダにある、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートについての話。
リポーター:「ウォルト・ディズニーが生きていて、この開園が見られれば良かったのに。残念ですね」
ウォルト・ディズニーの兄、ロイ・ディズニー
:「ウォルトが最初に見たんですよ。そのおかげで、今あなたが見ているわけです」
If you can dream it , you can do it.
そのほか、ウォルト・ディズニーの言葉。
・逆境の中で咲く花は、どの花よりも貴重で美しい。
・過去の出来事に傷つけられることもあるだろう。でも私が思うに、そこから逃げ出すこともできるが
そこから学ぶこともできる。
・夢を求め続ける勇気さえあれば、すべての夢は必ず実現できる。いつだって忘れないでほしい。すべ
て一匹のねずみから始まったということを。