本厚木教室のメッセージ
大学 学部紹介④ 法学部
2021.12.03
健全な人間社会の維持のための研究をする学問です。法律を制定するのは政治の場であることが多いため、法学(法律学)と政治学は密接に関わっており、同じ学部内に法律学科と政治学科が設置されている大学も多くあります。裁判官や検察官、弁護士などの法曹界のイメージが強いですが、私たちの日常生活や企業活動など、現代社会生活に法律は不可欠となっています。
【法律系】
法律の基礎や法制史、諸外国の主な法律を学ぶ「基礎法学」に加えて、基本六法(憲法、刑法、民事法、商法、刑事訴訟法、民事訴訟法)を学ぶ「実定法学」を研究します。法律は文学系の基礎学問に対してそれを現実社会に実現化したものであるため、時代背景や思想、宗教などが反映されています。学ぶにあたっては、法的根拠に基づいて論理的かつ公平に物事をとらえる力(リーガルマインド)が求められます。
【政治系】
「理想の政治社会」「現実の政治社会の状態」「現実を理想に近づけるための方策」の3点を大きな柱として研究する学問。理想の政治社会は国や地域、時代によって異なり(かつての資本主義社会と共産主義社会の対立など)、その違いがなぜ生まれるかを学ぶために歴史や文化といった文系基礎学問である人文科学系の教養も必要になります。細分化すると「政治思想」「政治学原論」「行政学」「国際政治学」に分けられます。