綾瀬中央教室のメッセージ
【綾瀬市近隣 神奈川県公立高校合格の目安】2. 綾瀬高校
2023.09.14
第2回は綾瀬高校の合格の目安をご紹介します。
偏差値としては43~44という難易度の学校です。実倍率としては過去5年を振り返ると以下のようになっています。
2019年 1.00
2020年 1.00
2021年 1.10
2022年 1.02
2023年 1.00
ここでいう「実倍率」は合否が決定したのちに発表される、最終的な倍率です、定員に満たない場合は1.00となりますが、ご覧のように、過去5年では3年ほど定員割れという状態ではあります。
しかし一方で、これは綾瀬高校に限らない話ですが、近年の社会的な不安定の状況(直近のコロナや地震等の不安によるもの)や電車等、交通機関を利用することでの費用面のことから、徒歩や自転車で通うことを選択される方は多いです。特に綾瀬市の場合は駅を利用するためにバスを利用することにもなるため、市内の高校を優先的に考える方が多くいらっしゃいます。
実際に受験をする際には倍率の高低も戦略の一つにはなりますが、きちんと合格できる(と思われる)得点を取れるように学習を進めることが大切です。
前置きが長くなりましたが、ここで合格の目安となる内申と入試点をご紹介します。
内申:87/135 入試点:230点
内申87は1回の内申45のうち、3が7個で4が2個という数値です。オール3に4が2つという形になります。
学校の内申3は比較的広い範囲でつくイメージです。定期テストでは50点台~70点台くらいで3がつくことが多いですが、提出物の状況により、40点台になってしまっても3がつくこともあるでしょう。70点台で4が付くこともしばしばですが、逆に授業態度や提出物等により3がつくことも多いです。
したがって、基本的には学校のテストで平均点や中央値(学校によって公表される数値が異なるかとおもいます)の点を取り、提出物をしっかりと出していると内申が30前後になるかとおもいますので、綾瀬高校を希望するという場合には、普段のやるべきことをしっかりやり、きちんと復習をしていく、ということが大切になります。
入試点230点は5教科平均46点となりますが、神奈川県の入試は5教科で難易度が異なり、綾瀬高校を目指す場合には、国語と数学できちんと目標点を取ることが重要となります。
数学というと難しいイメージがある人も多いかと思いますが、実は神奈川県の数学は計算問題や毎年繰り返し出題されるパターンの問題で50点程度を取ることは十分可能です。
また、国語は比較的点が取りやすい教科になっており、出題される形式がほぼ毎年同じなので、60点程度を目指したいところです。
この2教科で110点となりますので、230点に対して残り120点となります。
つまり、
英語:40点 数学:50点、国語:60点、理科:40点、社会:40点
というのが各教科の目安の目標点となります。
得意教科や不得意教科のバランスで目標点を変える際には、基本的には数学と国語で110点、英語と理科と社会で120点をというのを固定として考えたほうが学習もしやすいでしょう。理科と社会は難易度が上下しやすく、英語はここ数年難易度が高いため、数学と国語で点をしっかり稼ぐという学習の仕方がおすすめです。
最後に、内申と入試点の比率について確認いたします。
2024年入試から各高校で変更になった比率は綾瀬高校では内申:入試点=6:4という比率を採用しました。
これは、仮に内申が1ポイント不足した場合に、入試本番で5.55点分を多くとれば挽回できる計算です。
先に書いた例では1回の内申が29というようにしてありますが、これがオール3の27になった場合は27×3=81となり、135ポイント中で言うと6ポイント不足することになります。
5.55×6=33.3点
ですので、この点を余計にとることを考えると比較的大変になることがわかると思います。
これは逆に言えば、内申に余裕があればこの分、本番の際に余裕が出るということになります。
綾瀬高校をはじめとする6:4の学校を受験する場合には、この点を把握しておくことが大切です。
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