綾瀬中央教室のメッセージ
仮定法どちらが正しい? 「if I were」「if I was」 ~英会話の実際
2021.04.20
英文法を習っていると、文法的にはこうだけど、口語としてはこうも言う、というものをいくつも見たことがあると思います。
たとえば、仮定法で「私がもし鳥だったら」というものは、
If I were a bird
とするのが文法的には正解ですが、
If I was a bird
とも会話では言う、ということは割と多くのテキストに載っています。
ですので、どちらを使えばよいのか、ということを考えたことある方は少なからずいると思います。
言語というのは基本的に年々変わっていくので、もともと間違っていてもそれがやがて正解になるということは日本語でもあると思います。「的を得る」という表現ももともとは「的を射る」なわけですが、辞書によっては正解としているものがあります。要は、多くの人が使っていれば、それが正しい表現になるというのは、どの言語でもあるわけですね。
英語で他の例を挙げるなら、関係代名詞whomがあげられます。
関係代名詞whomは目的格として用いるわけで、正しい表現としては例えば、
the man whom I know 「私が知っている男の人」
というようになりますが、これを
the man who I know
としてもよいというようにも言われます。
このようなものはたくさんあるわけですが、では実際に、英会話という観点ではどちらをよく使うのでしょうか。
これはあくまで私が見聞きしたものなので必ずしも正しいとは言えませんが、前述した仮定法はどちらもよく聞きます。ただ、関係代名詞の方はもともと省略できてしまうので、個人的には省略のものをよく見聞きしますが、あるネイティブスピーカーは、上記の例ではwhoを使うと言っていました。そもそもwhomという単語自体が、堅苦しい表現になりつつあるようです。ある海外ドラマでは、whoで話した人をwhomと言い直して煙たがれるというシーンがありますが、個人的には非常に興味深いシーンです。
なお、大学入試等での和文英訳や、自由英作文、英検などのライティング等では、文法的に確実な方を書くのがよいでしょう。特に、環境問題や国際問題などの自由英作文などでは短いながらもかしこまった文を書く必要がありますので、文法的にというより、口語で書くと減点対象となる可能性があります。
ちなみに、don'tやI'mなどのような短縮形も口語表現ですので、こうした試験ではdo notやI amなどのように書いたほうがよいでしょう。
英語を学習する際に、受験勉強ですとどうしてもテストで点を取るための知識に偏ってしまいますが、英語は言語ですので、せっかくですから「話せるようになる」・「使えるようになる」という観点で知識を身につけると面白くなると思います。その際に、上記のような実際の使い方などもわかってくると、よりたのしく勉強できると思います。興味があればぜひ色々調べてみてください。
たとえば、仮定法で「私がもし鳥だったら」というものは、
If I were a bird
とするのが文法的には正解ですが、
If I was a bird
とも会話では言う、ということは割と多くのテキストに載っています。
ですので、どちらを使えばよいのか、ということを考えたことある方は少なからずいると思います。
言語というのは基本的に年々変わっていくので、もともと間違っていてもそれがやがて正解になるということは日本語でもあると思います。「的を得る」という表現ももともとは「的を射る」なわけですが、辞書によっては正解としているものがあります。要は、多くの人が使っていれば、それが正しい表現になるというのは、どの言語でもあるわけですね。
英語で他の例を挙げるなら、関係代名詞whomがあげられます。
関係代名詞whomは目的格として用いるわけで、正しい表現としては例えば、
the man whom I know 「私が知っている男の人」
というようになりますが、これを
the man who I know
としてもよいというようにも言われます。
このようなものはたくさんあるわけですが、では実際に、英会話という観点ではどちらをよく使うのでしょうか。
これはあくまで私が見聞きしたものなので必ずしも正しいとは言えませんが、前述した仮定法はどちらもよく聞きます。ただ、関係代名詞の方はもともと省略できてしまうので、個人的には省略のものをよく見聞きしますが、あるネイティブスピーカーは、上記の例ではwhoを使うと言っていました。そもそもwhomという単語自体が、堅苦しい表現になりつつあるようです。ある海外ドラマでは、whoで話した人をwhomと言い直して煙たがれるというシーンがありますが、個人的には非常に興味深いシーンです。
なお、大学入試等での和文英訳や、自由英作文、英検などのライティング等では、文法的に確実な方を書くのがよいでしょう。特に、環境問題や国際問題などの自由英作文などでは短いながらもかしこまった文を書く必要がありますので、文法的にというより、口語で書くと減点対象となる可能性があります。
ちなみに、don'tやI'mなどのような短縮形も口語表現ですので、こうした試験ではdo notやI amなどのように書いたほうがよいでしょう。
英語を学習する際に、受験勉強ですとどうしてもテストで点を取るための知識に偏ってしまいますが、英語は言語ですので、せっかくですから「話せるようになる」・「使えるようになる」という観点で知識を身につけると面白くなると思います。その際に、上記のような実際の使い方などもわかってくると、よりたのしく勉強できると思います。興味があればぜひ色々調べてみてください。