綾瀬中央教室のメッセージ
2022神奈川県高校入試 出題内容と今後の対策【英語】
2022.02.23
2/15に行われました公立高校入試の問題について出題内容と今後の対策をご紹介します。
英語と数学の記事を書く予定ですが、今回は英語です。
■問1 リスニング
※音声の確認ができていませんので、出題されている問題文からの判断です。
大きな出題形式の変更はありませんでした。例年通り(ア)の会話の続きを答える問題が3問、(イ)の対話の内容一致の問題が2問、(ウ)のメモや表の空欄を埋める問題と追加の問題という形でした。最後の問題が過去数年、単語を書く問題でしたが今年は選択問題でした。
■問2 語彙
対話文のなかで空欄があり、それを答える例年の形式ではありましたが、答える単語は例年の記述でなく、選択問題になりました。問題数3問は例年通りです。出題された単語はrespect、experience、differrentのようなやや長い単語でしたが、他の選択肢が比較的標準的な単語でしたので、特に迷うことなく正解できた受験生は多いと思います。
■問3 文法・選択問題
ここは例年通りの形式で、出題のされ方、答え方に変化はありません。問題数は4問でした。ここ数年見られる、主語が長くなっているものに対する動詞を選ぶ問題が出題されました。また、今年から範囲となった現在完了進行形の文が出題されていましたが、選択するのは後半の前置詞を選ぶ問題でしたので、難なく答えられる問題でした。
■問4 並べ替え
例年通り4問の出題で、6つの選択肢のうち5つを使い、3番目と5番目を答える問題でした。
難度が高いというほどではないものの、きちんと考えながら文を作らないといけない問題があり、時間が取られたケースはあったと思われます。
今年から出題範囲となった仮定法が出題されました。
■問5 英作文
例年通りの出題形式です。会話文の途中に空欄があり考えられる英文を書く問題です。
基本的には疑問文を書くことが求められますが、今年も同様でした。比較的標準的な難易度の問題でした。
■問6~問8 長文読解
こちらも例年通りの出題形式で、問題数も変化はありませんでした。文の空欄補充やグラフを選ぶ問題、内容一致(2つ選ぶ)などはパターンをつかんでいれば解きやすい問題です。
問7では数学(算数)の計算を必要とする問題がありましたので、条件をきちんと読み取って正しく計算できる必要がありました。
全体的に今年は大きな難易度の変化はないように思われます。出題傾向も記述が減ったこと、指導要領の改訂による新しい範囲が出題されたということ以外にはほぼ同様でした。
【今後の対策】
●リスニングについて
中学生が一番対策しづらいのがリスニングかと思いますが、きちんと練習すれば得点できるようになることを把握しておきたいところです。
これから受験を迎える皆さんがすべきなのは、普段から音声を聞く機会および自分で発声する機会を取り入れることです。文の中で英語を読むと音がつながったり、逆に音が消えたりする現象に慣れておくとよいと思います。カタカナ英語ばかりを意識してしまうと、自分の思っている発音と違う発音がされてしまい聞き取れないということが起こってしまいます。自分で発音したことがあると余計に聞きやすくなりますので、長めの英文を読む機会を作るとよいでしょう。
なお、いわゆる「リスニング力」を鍛えるということでなく、音声が流れるまでの準備の仕方を練習することでも、得点できるようになります。何に注意して音声を聞くか、ということを問題の間を利用して確認する練習を直前期にするとよいでしょう。
●文法・英作文
多くの受験生が苦労するのが並べ替え問題です。不要な語句があるためここで時間を取られてしまうケースが多いですが、普段から英作文をする練習をしておくと終盤苦労することは減らせるでしょう。これからできることとしては、新しい単元を学習した際、例えば「動名詞」を学習した際は、動名詞を使った文を何も見ずに言えるようにするなどがあげられます。各単元1文、2文ストックするだけでも英語力は大きく上がっていくでしょう。
なお、並べ替え問題では関係代名詞や分詞を用いた後置修飾の問題は頻出問題になっていますので、受験期には絞って練習することも効果的です。
問5の英作文はこれまでの傾向は疑問文になっています。熟語などを使うケースが多くあり、文末に疑問詞が残る疑問文が出題されることがありますので(今年もそうでした)、こういった点はしっかり確認しておくとよいでしょう。基本的には会話の中の文補充問題ですので、勉強としてだけの英語でなく、言語として英語を学んでいけると自然に身につくと思います。
●長文
近年、英語の試験は高校入試に限らず時間内に終わるか、というのがポイントになります。そして時間内に終わらせるためには高い語彙力と文法力を求められます。やみくもに長文をたくさん読めば読むのが早くなるということではありませんので、語彙や文法の学習をしっかり進めていくことが大切です。
その上での長文の攻略としては、過去問研究が非常に重要です。ここ近年は傾向通りの出題が続いており、グラフや表の形式や内容を選ぶ問題、文挿入(選択)、内容一致問題が出題されます。これらの問題を解きながら、選択肢がどのように作られているか、何をポイントに答えを選ぶのか、ということをしっかり確認していくことが大切です。
英語と数学の記事を書く予定ですが、今回は英語です。
■問1 リスニング
※音声の確認ができていませんので、出題されている問題文からの判断です。
大きな出題形式の変更はありませんでした。例年通り(ア)の会話の続きを答える問題が3問、(イ)の対話の内容一致の問題が2問、(ウ)のメモや表の空欄を埋める問題と追加の問題という形でした。最後の問題が過去数年、単語を書く問題でしたが今年は選択問題でした。
■問2 語彙
対話文のなかで空欄があり、それを答える例年の形式ではありましたが、答える単語は例年の記述でなく、選択問題になりました。問題数3問は例年通りです。出題された単語はrespect、experience、differrentのようなやや長い単語でしたが、他の選択肢が比較的標準的な単語でしたので、特に迷うことなく正解できた受験生は多いと思います。
■問3 文法・選択問題
ここは例年通りの形式で、出題のされ方、答え方に変化はありません。問題数は4問でした。ここ数年見られる、主語が長くなっているものに対する動詞を選ぶ問題が出題されました。また、今年から範囲となった現在完了進行形の文が出題されていましたが、選択するのは後半の前置詞を選ぶ問題でしたので、難なく答えられる問題でした。
■問4 並べ替え
例年通り4問の出題で、6つの選択肢のうち5つを使い、3番目と5番目を答える問題でした。
難度が高いというほどではないものの、きちんと考えながら文を作らないといけない問題があり、時間が取られたケースはあったと思われます。
今年から出題範囲となった仮定法が出題されました。
■問5 英作文
例年通りの出題形式です。会話文の途中に空欄があり考えられる英文を書く問題です。
基本的には疑問文を書くことが求められますが、今年も同様でした。比較的標準的な難易度の問題でした。
■問6~問8 長文読解
こちらも例年通りの出題形式で、問題数も変化はありませんでした。文の空欄補充やグラフを選ぶ問題、内容一致(2つ選ぶ)などはパターンをつかんでいれば解きやすい問題です。
問7では数学(算数)の計算を必要とする問題がありましたので、条件をきちんと読み取って正しく計算できる必要がありました。
全体的に今年は大きな難易度の変化はないように思われます。出題傾向も記述が減ったこと、指導要領の改訂による新しい範囲が出題されたということ以外にはほぼ同様でした。
【今後の対策】
●リスニングについて
中学生が一番対策しづらいのがリスニングかと思いますが、きちんと練習すれば得点できるようになることを把握しておきたいところです。
これから受験を迎える皆さんがすべきなのは、普段から音声を聞く機会および自分で発声する機会を取り入れることです。文の中で英語を読むと音がつながったり、逆に音が消えたりする現象に慣れておくとよいと思います。カタカナ英語ばかりを意識してしまうと、自分の思っている発音と違う発音がされてしまい聞き取れないということが起こってしまいます。自分で発音したことがあると余計に聞きやすくなりますので、長めの英文を読む機会を作るとよいでしょう。
なお、いわゆる「リスニング力」を鍛えるということでなく、音声が流れるまでの準備の仕方を練習することでも、得点できるようになります。何に注意して音声を聞くか、ということを問題の間を利用して確認する練習を直前期にするとよいでしょう。
●文法・英作文
多くの受験生が苦労するのが並べ替え問題です。不要な語句があるためここで時間を取られてしまうケースが多いですが、普段から英作文をする練習をしておくと終盤苦労することは減らせるでしょう。これからできることとしては、新しい単元を学習した際、例えば「動名詞」を学習した際は、動名詞を使った文を何も見ずに言えるようにするなどがあげられます。各単元1文、2文ストックするだけでも英語力は大きく上がっていくでしょう。
なお、並べ替え問題では関係代名詞や分詞を用いた後置修飾の問題は頻出問題になっていますので、受験期には絞って練習することも効果的です。
問5の英作文はこれまでの傾向は疑問文になっています。熟語などを使うケースが多くあり、文末に疑問詞が残る疑問文が出題されることがありますので(今年もそうでした)、こういった点はしっかり確認しておくとよいでしょう。基本的には会話の中の文補充問題ですので、勉強としてだけの英語でなく、言語として英語を学んでいけると自然に身につくと思います。
●長文
近年、英語の試験は高校入試に限らず時間内に終わるか、というのがポイントになります。そして時間内に終わらせるためには高い語彙力と文法力を求められます。やみくもに長文をたくさん読めば読むのが早くなるということではありませんので、語彙や文法の学習をしっかり進めていくことが大切です。
その上での長文の攻略としては、過去問研究が非常に重要です。ここ近年は傾向通りの出題が続いており、グラフや表の形式や内容を選ぶ問題、文挿入(選択)、内容一致問題が出題されます。これらの問題を解きながら、選択肢がどのように作られているか、何をポイントに答えを選ぶのか、ということをしっかり確認していくことが大切です。