城南コベッツ藤沢駅前教室

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2023.01.17

受験生の皆さん、大学入学共通テストお疲れ様でした。
今年もコロナウイルスの流行下での実施となり、
長時間マスクによる影響も多分にあったかと思います。

また、試験そのものも難化・易化の事前予測が難しい中、
心身ともに疲れた生徒も多かったのではないか、と思います。

中には、思うように点数が伸びずに落ち込んでしまった生徒も
いるかもしれません。
そうした受験生の皆さんにお伝えしたいのは、
共通テストは「1つの試験」だということです。

もちろん、国公立受験の場合1次試験に該当しますので、
代わりの試験はないのですが、最低限足切りにかからなければ
2次試験で挽回できる!と前向きに捉えましょう。

そして、私立受験が本命の受験生は、尚更切り替えて、
志望校対策に集中しましょう。

1日も早く切り替えて、勉強に集中した人が、受験の勝者になり得ます。
ここからまた1歩ずつ頑張りましょう!!
応援しています。

2023.01.13

いよいよ、明日からは大学入学共通テストが始まります。
教育現場に身を置く人間としては、今回の共通テストが
どのように調整されるのか、とても気になる所ではあります。

また、受験生は緊張する所だと思いますが、
実力が発揮できるように、心からの応援をしています。

さて、共通テストですが、センター試験との違いとして、
数学では「定理や公式が成り立つ理由(証明)」を答えさえる
問題が出題される傾向にあります。

公式を丸暗記しているだけでは、
これらの問題に対応できません。
個人的には、数学の公式や丸暗記ではなく、
導く方法を知っている方が幅が広がると考えているので、
こうした傾向は良いと思います。

例えば、
内接円の半径rを求める公式として、
s=r(a+b+c)/2
といったものがあります。
分母を「3」にするなど、間違えやすい公式でもあります。

この公式の導き方は、実は簡単です。
もとの三角形を、内接円の半径を1つの頂点とする
3つの三角形に分割するだけです。
この3つの三角形の面積をそれぞれたすと、
公式を導くことができます。

ポイントは、「三角形の面積」をたしている、という点です。
三角形の面積は「底辺×高さ÷2」なので、
分母は「2」でないとおかしい、と気づける訳です。

数学の公式の導き方は、大抵は教科書に載っています。
丸暗記で済ませずに、
「なぜそうなるのか」を確認するようにしましょう。
将来の入試でも役立ちます。

2023.01.10

学習指導要領改訂によって、
「思考力」といった言葉がクローズアップされるように
なりましたが、
「思考力」とは一体どのようなものなのでしょうか?

ここで1つ、例を出してみたいと思います。
予めお断りしておくと、
今回の例は正解を知っている訳ではないので、
あくまで「そういった考え方もできる」程度に
お考えください。

今や生活必需品となった「マスク」。
その中でも、使い捨てマスクを使われる方も
多いのではないでしょうか。
さて、この使い捨てマスクですが、
50枚入り、100枚入りの他に
「65枚入り」が売られている事が多くあります。
この一見中途半端な枚数である「65枚入り」、
なぜこの枚数で販売されているのでしょうか?

例えば、ぱっと思いつくものとしては、
50枚入りに対して「増量パック」を作った、
供給量が安定してきたため、
多く捌ける「65枚入り」を作った
などがあるでしょうか。
ロットの関係で「65枚」が都合が良いのかもしれません。

実際の所、これらが正解かもしれませんが、
「65枚」である理由をもう少し考えてみたいと思います。

まず、使い捨てマスクは、今や「毎日使う」が前提です。
そして、毎日使う場合、
1か月あたりの消費量は「28枚~31枚」となります。
50枚入りの場合、1か月半ほどでの消費となり、
マスクが切れるタイミングがまちまちとなります。

一方で、65枚入りの場合は、
概ね2か月で消費するサイクルとなるため、
「月はじめに購入」などのサイクルが一定保たれます。
このように考えると、65という数字にも
意味が生まれるのではないでしょうか。

思考力とは、「答えが提示されない」問題に対して、
様々なプロセスから自分なりの考えを導くものです。

身近にあるものを題材に思考力を磨く事もできますし、
当校では「クリエイティブラーニング講座」と呼ばれる
SDGsやジェンダーなどの社会問題から「思考力」を磨く
講座も存在します。

ご興味のある方は、是非一度お尋ねください。

2023.01.06

今年度の推薦入試は大方収束に向かっていると思います。
ところで、推薦入試とは何を測る入試であるか、わかりますでしょうか?

まず、推薦入試には大きく2種類あります。
学校推薦型選抜と、総合型選抜です。

学校推薦型選抜は、さらに公募制と指定校制に分かれます。
総合型選抜は少し前までAO入試と呼ばれていた入試形態です。

ここからざっくりと説明すると、
公募制や指定校制では「評定平均」が出願条件に関わってくる場合が多いです。
(公募制の一部は関わらない場合もあります)
さらに、学力を測る試験や、共通テストを課す場合もあります。
志望理由書、小論文、面接は課される学校が多いです。

総合型選抜では「評定平均」が出願条件に関わる場合とそうでない場合で
2分されます。ただし何らかの形で学力を測るように規定されていますので、
小論文や口頭試問といった形で学力の確認を行う場合が多いです。
ペーパーテストの実施を行う学校もあります。
そして、こちらも志望理由書はほぼ必須、面接も基本的には実施されます。
一部はプレゼンテーションやグループディスカッションを課します。

そして、もっとも厄介なのが、大学によって試験方式が大きく異なる、
という事です。そのため、総合型選抜を「駆け込み寺」のように直前で慌てて...
となると、十分な対策ができないまま受験本番を迎えてしまいます。

オープンキャンパスを含め、候補の学校を見つけつつ、
志望理由書や小論文については早めから準備を行う事をお勧めいたします。

2023.01.03

年が明けました。
受験生は今まさに死力を尽くしている段階です。

ここまでくれば、1つ1つ自分の弱点となる範囲を確認していくのみです。
受験前日のその日まで、しっかりと前を見据えて頑張って欲しいと思います。

さて、先日拝見した記事の中に、
「ノートが綺麗な子」が「算数(数学)が得意」とは限らない、
といった話があり、なるほどと思いました。

前提として、ノートのどこに解き方が書かれているかがわからないような子は、
総じて算数(数学)で点は取れません。

この状態は、思考の流れが体系化されていない可能性が高く、
いきあたりばったりの思考に陥っている場合があります。
これでは、継続して高得点を取り続けるのは難しいでしょう。

一方で、ノートに解き方が綺麗に書かれている子が
必ずしも算数(数学)が得意かというと、そういう訳でもありません。

教えられた通り(解説に書いてある通り)の解法を
頭の中で写しているに過ぎない場合があるからです。
この場合、少し角度を変えたような問題でも、たちまちフリーズしてしまいます。

学校のテストレベルであれば、これでもこなせますが、
受験レベルとなると対応が難しくなってきます。
神奈川県の公立入試で言うと、関数や立体図形の(ウ)や確率のような問題です。

試行錯誤の形跡が全くないような「綺麗なノート」の場合は、
少し疑ってみても良いかもしれません。