登戸教室のメッセージ
ラピュタで学ぶ比喩
2024.08.22
こんにちは!
城南コベッツ登戸教室です!
今月の金曜ロードショーでは明日23日に「となりのトトロ」が、30日には「天空の城ラピュタ」が放送されますね!
一度は見たことあるという方も多いのではないでしょうか?
そして、稲田中1年の国語の前期期末試験では比喩が出題されます。
この2つに何の関係が?と思われるかもしれませんが、今回は比喩について教科書を読んでいてもさっぱりわからない!という方のために、「天空の城ラピュタ」で比喩を覚えよう!という小話です。
比喩には直喩、隠喩、擬人法の3つがあります。
それぞれを「天空の城ラピュタ」のセリフで説明すると......
①直喩
「見ろ!人がゴミのようだ!」
ムスカ大佐と言えばのとても有名なセリフです。
直喩は「~ようだ」「~みたいだ」「~のごとく」といった語句を使って物事を例える技法です。
他には「わたあめのような雲」「あの犬はぬいぐるみみたいだ」といったものが直喩になります。
文章の初めに「まるで」がつくこともあります。
比喩の中ではシンプルかつストレートな表現で、イメージもしやすいですね!
②隠喩
「立て、鬼ごっこは終わりだ」
またまたムスカ大佐のセリフです。
隠喩は、直喩を使わずに強く言い切ってしまう比喩表現です。
「彼は歩く辞書だ」(暗喩)=彼は辞書のようだ(直喩)
「人生は冒険だ」(暗喩)=人生は冒険みたいだ(直喩)
このように、本来イコールで結びつくはずのないものを「○○は××だ」という形で言い切る表現が隠喩です。
暗喩が使われた文章は読み手に強いインパクトを残す一方で、文章の解釈に想像力を必要とします!
③擬人法
「全世界は、再びラピュタの元にひれ伏すことになるだろう」
続いてもムスカ大佐のセリフです。
擬人法は、人ではないものを人に見立てて例える技法です。
「空が泣いている」=雨が降っている
「ペンが走る」=スラスラを文と書く
「吾輩は猫である。名前はまだない」=猫が人間のように見立てられている
のように、人以外の生き物や物が人であるかのように表されています!
擬人法を使うと、文章の表現が豊かになり、インパクトも出るので、読み手の想像を膨らませることができますね!
いかがでしょうか?
「天空の城ラピュタ」もといムスカ大佐のセリフは、比喩だけでなく、様々な表現技法を学ぶことができると有名ですが、今回は比喩に限りたいと思います(笑)
皆さんが楽しく学べるきっかけになったら嬉しいです!
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