2022.12.29
講師の高平です。
最近、祖母が私の誕生日の前祝いをしてくれました。その時にデザートとしてショートケーキを頼みました。出てきたのは、写真のように、3枚のメレンゲの板に囲まれたアイスクリームでした。驚いてメニューを確認してみると、ショートケーキのあとに、(レストランに合うように再構築しました。)と書かれていました。「いくらなんでも再構築しすぎじゃないか。」と、祖母と母と私で盛り上がりました。
帰る途中、「再構築」という言葉が気になり、改めてその意味を調べてみました。「再構築とは、一度完成したものを再度作り直すことで、すべてをやり直して一つのものを作り出すこと」とありました。最初から作り直すわけですから、全くの別物になってもいいんですね。何かを再構築した経験が自分にあるかなと考えてみたのですが、思い当たるものがありませんでした。既存のものを真似しないで何かを作り出すって凄い難しいことだと思います。
このショートケーキを作った人も、パティシエとして、長い間修行を積んできたからこそ、ショートケーキを再構築することが出来たんだと思います。スイーツなんて作ったことのない素人に、ショートケーキを再構築する権利はありませんね。
自分の好きなことを極めて、鍛錬を重ねることで、他の人には考えつかないアイディアを思いついたり、自分にしかない「強み」を見つけられるのかもしれません。