小田原駅前教室のメッセージ
継続ということ
2021.05.01
月代わりで講師がメッセージを書くコーナーですが、今月は教室長が担当いたします。
若いころから屋外が好きで休暇になると家でじっとしているということがありませんでしたが、
ここ数年は簡易なキャンピングカーで千葉の海岸に出かけ、のんびり過ごすことを好んでおります。
海岸に椅子を置いて本を読んだり、夕陽が沈むのを眺めたり、またただ浜辺を歩いたりしているのですが、
何か海岸でできる趣味のようなものがないか探していました。
烏賊(いか)釣りや、SUPというサーフィンのようなこともやりましたが、どうもしっくりきません。
そこで耳にしたのが「化石」でした。千葉の海岸には化石の産地があるということでした。
「これだ」と思いました。
特に魅力を感じたのがサメの歯の化石です。私がよく訪れる場所の近くの海岸でそれが採れるらしいのです。
ハンマーとタガネを購入して挑んだのですが、まずどこを掘ればよいかも分からず、掘っても岩の硬いこと硬いこと...。
これは一人で予備知識なく挑んでも無理だと分かりました。しかし、サメの歯化石はあきらめられません。
いろいろと調べてみると、東京湾の海底にも古代の地層があり、海流に削り出された化石が海岸に打ちあがることがあるとのこと。
「これだ」と思いました(笑)。
そこで入手できるはずの浜辺にでかけましたが、全く見つからず。同好の士がいたので話しかけると丸一日を費やしても見つからないこともあるとのこと。
前回は七時間探して一つだったとのこと。これは困難なことだと思い知りました。しかし、「あきらめたらそこで試合終了」という名言もあります。
何も得られない日が続いて、通算四日目の捜索でそれは見つかりました。メジロザメというサメの歯の化石が目の前にありました。
このときの喜びを何かにたとえようと考えたのですが、「サメの歯の化石を見つけた」喜びは他に替えられないと感じました。
続けていれば必ず成果が出ます。「継続は力なり」とは本当です。近々、あの硬い岩にも再挑戦するつもりです。
コベッツ生も日々の努力を継続しましょう!!