2023.06.24
城南コベッツ青葉桂台教室です。
先日、現中3生の公立高校入試の選考基準が発表されました。
昨年の時点で、現中3生の入試から面接が必須ではなくなることが決まっていましたが、以下の点が未発表だったため、どうなるか注目が集まっていました。
1.S値(1000点満点)の比率が、これまでは、調査書点・学力検査点・面接点で配分されていたが、面接が無くなることで、調査書点と学力検査点の比率がどのようになるのか?
2.面接は「特色検査」の形で各学校が実施・不実施を決めるということで、実際に面接が無くなるのか?学校によっては面接を実施する学校が一定数あるのか?
これらの点が今回の発表でどうなったのかを見ていきます。
1.選考の比率について
調査書点と学力検査点を最低2割比率をかける形とし、調査書点:学力検査点で、「2:8」、「3:7」、「4:6」、「5:5」、「6:4」「7:3」、「8:2」とできるようになりましたが、「2:8」、「8:2」は、普通科ではありませんでした。
教室近隣の高校での比率(調査書点:学力検査点:特色検査)
川和高校 4:6:1(自己表現)
市ヶ尾高校 5:5(調:音、美、保体、技家のうち点数の高い1教科×2)
港北高校 5:5
鶴見高校 5:5
元石川高校 5:5
岸根高校 5:5
荏田高校 6:4(調:音、美、保体、技家のうち点数の高い1教科×2)
城郷高校 5:5
霧が丘高校 5:5
新栄高校 5:5
新羽高校 4:4
白山高校 7:3
神奈川総合高校 3:7(学:点数の高い1教科×2)
東高校 4:6(学:英×1.5)
2.面接について
普通科で特色検査として面接をすることになった学校は非常に少なかったです。
対象となった学校は、下記の通りです。
舞岡、上矢部、川崎市立橘、愛川
また、今回の入試から、第2次選考(※2次募集とは異なります)において、各教科における第3学年の通知表の「主体的に学習に取り組む態度※」を点数化して合否に利用することになっています。
評価Aを3点、評価Bを2点、評価Cを1点に換算し、各学校が定めた比率に基づいて算出されます。
どうしてもその学校に入学したいということであれば、2次選考も考慮して対策を取る必要がありますので、普段の学校の授業の受け方も意識が必要になっています。
※「主体的に学習に取り組む態度」とは?
各教科それぞれで判断されるところで、実際の授業中の様子だけではなく、提出物の評価(提出の有無だけではなく、その内容も含む)や定期テスト内でもこの観点を問う問題などが出題されており、点数化されています。
また、そもそも学校の定期テストの点数が良くても、「主体的に学習に取り組む態度」が良くないと、よい内申点が付かないため、1次選考対策としても、普段の取り組みが重要になってきます。
第1志望の合格には入試制度を正しく理解して、それを上手に利用することが必要です。
詳細の入試制度は、神奈川県教育委員会HPにてご確認いただければと思います。
ご不明な点などがございましたら、ぜひご相談ください。
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