青葉桂台教室のメッセージ
神奈川県立高校の選考方法について
2023.07.01
こんにちは。
城南コベッツ青葉桂台教室です。
前回、神奈川県立高校の選考基準の変更点についてお話したので、今回は選考基準についてお話ししようと思います。
神奈川県立高校入試の選抜方法を説明すると、選考は、実施したすべての検査と中学校から提出された調査書の学習の記録を活用して選考します。
調査書の評定の扱い
A=(第2学年の9教科の評定の合計)+(第3学年の9教科の評定の合計)×2
(注)教科ごとの評定合計を一定の範囲(3教科まで、各2倍以内)で重点化する場合があります。
・Aを100点満点に換算した数値を(a)とします。
A÷135×100=(a)
学力検査の結果の扱い
B=学力検査(3から5教科)の各教科の得点合計
(注)教科ごとの得点を一定の範囲(2教科まで、各2倍以内)で重点化する場合があります。
・Bを100点満点に換算した数値を(b)とします。
B÷500×100=(b)
調査書の評価の扱い
C=第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価について、評価Aは3点、評価Bは2点、評価Cは1点に換算した合計
・Cを100点満点に換算した数値を(c)とします。
C÷27×100=(c)
特色検査の結果の扱い
D=観点ごとの得点合計
・Dを100点満点に換算した数値を(d)とします。
①第1次選考...次の数値S1により募集人員の90%まで選考します。
合計数値S1の算出式
S1=(a)×f+(b)×g (f、gは合計が10となるそれぞれ2以上の整数とし、各学校が定めます。)
(注)特色検査を実施した場合は、S1=(a)×f+(b)×g+(d)×i (iは1以上5以下の整数)
②資料の整わない者(※)の選考
参考にできる資料を活用して、第1次選考の合格者と比較して適正に選考します。
③第2次選考...「第1次選考」及び「資料の整わない者の選考」において合格となっていない者の中から次の数値S2により募集人員まで選考します。
合計数値S2の算出式
S2=(b)×g'+(c)×h' (g'、h'は合計が10となるそれぞれ2以上の整数とし、各学校が定めます。)
(注)特色検査を実施した場合は、S2=(b)×g'+(c)×h'+(d)×i' (i' は1以上5以下の整数)
(注)第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価を欠く者については、参考にできる資料を活用して適正に選考します。
※資料の整わない者とは?
資料の整わない者とは、つまり長期欠席者のことです。
神奈川県の公立高校入試では、特別な事情により長期の欠席があった志願者については、志願者の申請により、資料の整わない者の扱いとなります。
これは、選考にあたって、調査書の記載内容を「希望する取扱い」として扱い、それを踏まえて総合的な選考をしてくれるということになります。
簡単に言うと、内申はあんまり気にしませんということになります。
この制度の対象となるための要件は、長期の欠席について病気などの特別な事情があること
と、2年生、3年生のいずれかの学年、または両方の学年において、欠席日数が出席しなければならない日数の3分の1以上であることの2つ。
申請方法は、願書と一緒に「長期の欠席を理由とする選抜方法申請書」や「欠席状況証明書」、「長期の欠席を理由とする選抜方法の取扱申請書」を志願先の高校に提出するだけです。これは中学校の先生に申し出れば大丈夫です。
やむを得ず中学校に行けなかったとしても、実力さえ備えておけば、公立高校進学は不可能ではないのです。
体調が本当に悪い、どうしても学校に行けない理由があるのに無理に行かなければいけないと思わなくても大丈夫です。
ちゃんと神奈川県はこういった制度でフォローをしてくれますから、安心して実力を磨きましょう。
多くの方に知っていただいて、選択肢が広がれば幸いです。
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