2021.10.20
先日映画館に行き、実写版『アラジン』を観てきました。
「アラジン」といえば魔法のランプや空飛ぶ絨毯が有名ですね。
このお話はイスラーム世界で生まれた『千夜一夜物語』に元ネタがあります。
さて私が気になったのは、お話の舞台となっている「アグラバー」という架空の都市名です。
アグラバー?
インドには「アグラ」という都市がありますが、関連性があるのかなと思いました。(劇中でもインド映画的なダンスのシーンが印象的でした)
でもなぜインドなの?
と思われた方は目の付け所が鋭いですね。
なぜならばイスラーム世界といえば現代のサウジアラビアやイラク、イランあたりを普通はイメージするからです。
この謎を解くポイントはイスラーム世界の広がりです。
実はイスラーム世界はアラビア半島を超え、東はアフリカ、西はインドや東南アジアまで広がっていったのです。インドには「ムガル帝国」という「イスラーム帝国」が成立し、タージマハルが作られたことは有名ですよね。
ちょっとしたことから広げて歴史を考えることはとても楽しいことです。
こんな小話を挟み、楽しみながら
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