横浜六浦教室のメッセージ
台風の名前の付け方2023(2023.9改訂版)
2023.09.08
気象庁では毎年1月1日以後、最も早く発生した台風を第1号とし、
以後台風の発生順に番号をつけています。2000年以降、北西太平洋または
南シナ海の領域で発生する台風には、同領域に共通のアジア名として、
同領域内で用いられている固有の名前をつけることになりました。
日本を含む14ヶ国等が加盟する台風委員会は、140個のアジア名を
あらかじめ用意しています。台風の年間発生数は平均で25.1個ですから、
5年から6年で台風の140個のアジア名が一巡することになります。
140番目のサオラー(=Saola)で一巡し、1番目のダムレイ(=Damrey)に戻ります。
日本からは、星座名に由来する名前10個を提案しています。
2023年の台風のアジア名を列記しておきます。
第1号(133) サンヴー(=Sanvu) 珊瑚(さんご)(マカオ)
第2号(134) マーワー(=Mawar) ばら(マレーシア)
第3号(135) グチョル(=Guchol) ウコン、ターメリック(ミクロネシア)
第4号(136) タリム(=Talim) 鋭い刃先(フィリピン)
第5号(137) トクスリ(=Doksuri) 鷲(わし)(韓国)
第6号(138) カーヌン(=Khanun) 果物の名前(パラミツ)(タイ)
第7号(139) ラン(=Lan) 嵐(アメリカ)
第8号 ドーラ(=DORA) *西経域から進んできたハリケーンDORAが、
180度経線を越えて、気象庁の監視領域である北西太平洋に入った越境台風。
域外から入るのは数年に一度程度の頻度で、今回は2018年の台風17号
(ヘクター)以来5年ぶりのことになります。
第9号(140) サオラー(=Saola) ベトナムレイヨウ、ウシ科の動物(ベトナム)
第10号(1) ダムレイ(=Damrey) 象(ゾウ)(カンボジア)
第11号(2) ハイクイ(=Haikui) イソギンチャク(中国)
第12号(3) キロギー(=Kirogi) 雁(がん)(北朝鮮)
第13号(4) インニョン(=Yun-yeung) オシドリ、香港で人気のある飲み物(香港)←いまココ
第14号(5) コイヌ(=Koinu) こいぬ座、小犬(日本)
第15号(6) ボラヴェン(=Bolaven) 高原の名前(ラオス)
第16号(7) サンバ(=Sanba) マカオの名所(マカオ)
第17号(8) ジェラワット(=Jelawat) 淡水魚の名前(マレーシア)
第18号(9) イーウィニャ(=Ewiniar) 嵐の神(ミクロネシア)
第19号(10) マリクシ(=Maliksi) 速い(フィリピン)
第20号(11) ケーミー(=Gaemi) 蟻(アリ)(韓国)
第21号(12) プラピルーン(=Prapiroon) 雨の神(タイ)
第22号(13) マリア(=Maria) 女性の名前(アメリカ)
第23号(14) ソンティン(=Son-Tinh) ベトナム神話の山の神(ベトナム)
第24号(15) アンピル(=Ampil) タマリンド(植物の名前)(カンボジア)
第25号(16) ウーコン(=Wukong) 孫悟空(中国)
第26号(17) ジョンダリ(=Jongdari) ひばり(北朝鮮)
第27号(18) サンサン(=Shanshan) 少女の名前(香港)
第28号(19) ヤギ(=Yagi) やぎ座、山羊(日本)