横浜六浦教室のメッセージ
覚えておきたい慣用句(4)~聖火リレー編
2021.02.19
①火中の栗を拾う
意味:自分の利益にはならないのに、そそのかされて他人のために
危険をおかすことのたとえ。また、あえて困難なことに身を乗り出すことのたとえ。
由来:17世紀のフランスの詩人ラ・フォンテーヌが『イソップ物語』を基にした寓話。
ずるい猿におだてられた猫が、囲炉裏(いろり)の中で焼けている栗を拾ったが、
栗は猿に食べられてしまい、猫はやけどをしただけだったという話から生まれた
フランスのことわざ。
英語:Take the chestnuts out of the fire with the cat's paw.
(猫の足で火の中の栗を取り出せ、※chestnut=栗、paw=動物の足)
②口は災いの元
意味:不用意な発言は自分自身に災いを招く結果になるから、言葉は十分に
慎むべきだという戒(いまし)め。
由来:口は是れ禍の門、舌は是れ身を斬るの刀なり(うかつなことを言うと
禍が起きる、舌は槍よりも多く身を傷つける)「中国・古今事文類聚」
英語:Out of the mouth comes evil.(口は災いの元、※evil=災い)
More have repented speech than silence.
(黙っていたことより話したことを後悔する人の方が多い、※repent=後悔する)
③火に油を注ぐ
意味:勢いの激しいものに、いっそう勢いを加えることのたとえ。
英語:add oil to the fire.(火に油をそそぐ)
Bring oil to the fire.(火のある所へ油を持ってくる)
聖火リレーの話しが、舌禍(ぜっか)リレーのようになっています。