横浜六浦教室のメッセージ
覚えておきたい慣用句(5)~猫の日編
2021.02.22
①猫の首に鈴をつける
意味:名案であっても、実行するのが困難であることのたとえ。
ネズミたちが集まって協議し、猫が近づいたことを察知できるように、
猫の首に鈴をつけることを考えたが、実行段階になると引き受けるネズミは
誰もいなかったというイソップ寓話(ぐうわ)から。
英語:Bell the cat.直訳では、「猫に鈴をつけろ」という意味になりますが、
みんなのために進んで危険なことに立ち向かう、という意味があります。
②猫糞(ねこばば)
意味:猫が糞をしたあと、土や砂をかけることから、自分の行為(特に悪い行為)
を隠して、そしらぬ顔をすること。また、拾ったり預かったりした金品を
自分の物にして知らん振りすること。
③皿(さら)嘗(な)めた猫が科(とが)を負う
意味:悪事をはたらいた主犯が罪を逃れ、悪事に少しだけ関係した小者が
罰せられるたとえ。皿の上の魚を食べた猫はとっくに逃げてしまい、
そのあと皿を嘗めただけの猫が罪を着せられるという意から。
「ねこ」は身近な動物ですので、さまざまな慣用句・ことわざがあります。