横浜六浦教室のメッセージ
覚えておきたい慣用句(7)~三月四日編
2021.03.04
今日は三月四日ということで、数字の「三」と「四」を使う慣用句をご紹介します。
①「三寒四温」(=さんかんしおん)
意味:寒い日が三日続いた後には、四日ほど暖かい日が来るという
冬の天候のこと。また、だんだん暖かくなって、春が近いという意味。
※中国北東部や朝鮮半島などではかなり規則的な現象としてあらわれる。
②「朝三暮四」(=ちょうさんぼし)※「朝四暮三」(=ちょうしぼさん)も同じです)
意味:目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果であることを知らないこと。
詐術をもって人を欺くこと。当座しのぎに適当にあしらうこと。
由来:中国の狙公(そこう)が手飼いの猿に餌のトチの実を与えるのに
朝三つ暮れに四つとしたところ、猿が少ないと怒ったので、
朝四つ暮れに三つとしたら喜んだという「荘子一斉物論」の故事から。
※朝令暮改(=ちょうれいぼかい、命令が頻繁に変わって一定しないこと)とは、
違いますので、注意しましょう。
③「再三再四」(=さいさんさいし)
意味:何度も何度も。たびたび。
「再三」は二度も三度もの意で、何度もたびたびの意。「再三」を強めていう語。
出典:紅楼夢
英語:again and again / over and over
④「桃三李四」(=とうさんりし)※李は「すもも」のことです。
意味:物事を成し遂げるには、それ相応に時間が必要であるということ。
桃が実をつけるには三年が必要で、李が実をつけるには四年の年月が
必要であるということから。
いつもは「三つ」ですが、今日は「四つ」にしてみました。
勉強は「桃三李四」、「再三再四」生徒さんにお伝えしていることです。