城南コベッツ横浜六浦教室

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横浜六浦教室のメッセージ

猫の日にちなんで~古典落語「猫の皿」

2024.02.19

2月22日は、にゃんにゃんにゃんの語呂あわせで「猫の日」です。
今年の「猫の日」は、古典落語「猫の皿」をご紹介いたします。

骨董の掘り出し物を見つけ、安く買いたたいて好事家に高く売るのが果師(はたし)。
爺さんひとりでやっている茶店で休んでいた果師、茶を飲みながら店主と世間話。
ふと店のすみで餌を食べている飼い猫を見ていると、受け皿が名品の「高麗の梅鉢」。
果師はこれを買い叩こうと企み、何気ない風を装って猫を抱き寄せ、
「ご亭主の飼い猫が気に入った。三両で引き取らせてはくれないか」と持ちかけます。
店主が首を縦にふると果師は、「猫は、皿が変わると餌を食べなくなると聞くよ。
この皿も一緒に持っていくよ」と、何気なく梅鉢を持ち去ろうとします。
ところが店主はあわてた様子で、皿だけは絶対にダメだとゆずりません。
「猫は差し上げますが、この梅鉢は捨て値でも三百両という
名品でございますから売るわけにまいりません」と言います。
驚いた果師が「何だ、知っていたのか。この梅鉢が名品とわかっていながら、
何でそれで猫に餌をやっているのだ」とたずねると、
店主は「はい、こうしておりますと、時々猫が三両で売れます」

参考図書 古典落語100席 立川志の輔・監修 PHP文庫