横浜六浦教室のメッセージ
円安はなぜ起きるのか
2024.04.11
円安とは、外国の通貨に対する(日本)円の価値が相対的に低くなることを指します。
反対に、(日本)円の価値が相対的に高くなることが円高です。
1ドル=100円のときに、1ドルのを缶コーヒーを買うケースを考えてみましょう。
このとき缶コーヒーを1本買うには100円が必要です。しかし1ドル=110円に
為替レートが変動すると、缶コーヒー1本買うには110円が必要となります。
同じものを買うのに、100円で足りたものが、110円必要になってしまうので、
それだけ(日本)円の価値が低くなったといえます。この状況が円安です。
1ドル=90円に変動したとすると、100円で買うことができた缶コーヒーが
90円で足りるので、(日本)円の価値が高くなったといえます。この状況は円高です。
では、円安はなぜ起きるのでしょうか。
円安が進んでいる主な原因として、日米の経済政策と金利差が挙げられます。
金利の高い(アメリカ)ドルで運用した(投資した)方が利息を見込めるので、
(アメリカ)ドルの需要が高まり、(日本)円が売られる傾向が強まります。
円安とは他の通貨と比べて、円の価値が下がっていくことを意味しています。
では、円安はわたしたちのくらしにどのような影響を与えるでしょうか。
消費者にとって、物価高騰に繋がっているために、デメリットといえます。
外貨建ての資産(例えば外貨預金)を持っている人にはメリットがあります。
海外からの旅行客には円安はメリットがあります。
海外旅行客により、インバウンド消費の拡大というメリットがあります。
日本から海外旅行に行く人や海外留学する人にはデメリットとなります。
日本政府は為替相場の激しい変動によって、過度な影響を抑えるために
相場の安定を図ることがあります。この操作が為替介入です。