横浜六浦教室のメッセージ
覚えておきたい慣用句(9)~緊急事態宣言解除編
2021.03.20
①無為無策(むいむさく)
意味:何の方策・対策も立てられず、手をこまねくだけで何もしないさま。
無為とは、自然のままで作為的でないこと。
無策とは、方策や対策が立っていないこと。
無為はもともと良い意味で使用される語ですが、無策のような
否定的な語がつくことによって悪い意味を示すようになります。
英語訳:plan nothing, do nothing,
(check nothing, act nothing)
②打つ手がない
意味:行うべき有効な策がない、もはや何の手段や方法もない
語源:囲碁で打つ手がなければ、結局は負けるということから。
※囲碁・将棋で先に打つことを先手、後に打つことを後手といいます。
後手に回るとは、受け身の立場になって対応が遅れることをいいます。
③労多くして功少なし
意味:苦労した割には効果が少ないこと。
出典:「荘子(天運)」中国の戦国時代の思想書から
英語訳:All pain and no gain.
1月8日に発出された緊急事態宣言は、2度の期間延長を経て
3月21日で全面解除されることになりました。
しかし、新規感染者数は下げ止まり、増加の傾向すら見えています。
ワクチン接種計画も不透明な中、コロナ収束は見通せていません。